Bericht

2015/06/30 | ニュース

「ファミリーな素晴らしいサッカーイベントになれば」

Christoph MetzelderとDirk Kallが試合前に合同インタビュー。

2015/16シーズンに向けて、07月01日(水)に3試合目のテストマッチを実施するフォルトゥナだが、この試合には特別な意味がある。この試合に対する思いを、フォルトゥナDirk Kall会長と対戦相手となるTuS HalternのChristoph Metzelder代表が、合同インタビューで語った。

Dirk Kall, このTuS Halternとの親善試合はどのようにして決まったのですか?

Christoph Metzelderと私はすでに数年前からの知り合いであり、数ヶ月前からこの親善試合の実施については話し合ってきた。彼はTuS Halternについていろいろと話してくれ、フォルトゥナへも大きな関心を示してくれていた。そこで夏の準備期間にテストマッチをすることを計画してきたんだ。


その他にも意味合いがあるということですが。

Kall: 3月に南フランスでGermanwingの墜落事故が発生し、その際に多くのデュッセルドルファーが犠牲になったが、Halternの学生たちもまたその中に含まれていた。そこで親善試合を実施することが、犠牲者の家族のためになればと考えてきた。

 

Metzelder: 当時のフォルトゥナからのこの提案はとても嬉しかったが、犠牲者の家族の思いを尊重し、サッカーの親善試合を行なう決断はしなかった。本当に多くの方がショックを受けていたため、このタイミングは適切ではないと判断した。それぐらい彼らの悲しみは大きいものだった。

 

Kall: もちろん我々はこの思いをよく理解し、このアイディアは取り下げたが、その後、夏のタイミングでの実施に向けて話が来たので、我々はすぐに承諾し、そして水曜日にそれが実現する運びになった。

 

Christoph Metzelder、どうしてあなたはTuS Halternで尽力するのですか?

Metzelder: 私はこのクラブでサッカーを始め、6年間プレーしてきた。しかしTuSは私のホームクラブという意味だけでなく、私の心のクラブと言える。このクラブとの関係性はこの数年でまた強いものへと成長した。それは私がReal Madridでプレーしていたころから始まった。当時、ドイツに戻ってきたときにHalternで凄くいい時間を過ごすことが出来た。それ以来、関係性は強まってきた。そしてその後、クラブをより成長させるための「プロジェクトTu’s, Haltern」がスタートした。

 

TuSはこれまでに、Christoph Metzelder、Benedikt Höwedes、Sergio da Silva Pintoという有名なプロ選手を輩出しているクラブだが、これは偶然ではないのでは?

Metzelder: TuSでは常に育成部門に力を入れてきた。それは私の時代もそうだったが、これからもそれをより良くしていきたいと思っている。私にとって、アマチュアサッカーやユース年代のサッカーに関われることは、とても良いことでもある。なぜ子供のころ、このスポーツ(サッカー)をはじめたのかという理由を知ることが出来る。ここでは、タイトルを獲ることやお金を稼ぐことを最優先には考えていないんだ。

 

この試合に寄せる期待とは?

Kall: Frank Kramer監督は野心家であり、この試合でもしっかりと課題を持って挑むはずだ。もちろん、我々はファミリーな素晴らしいサッカーのイベントになることを願っている。

 

Metzelder: それに全く同感だ。この試合は我々のクラブにとっては特別なものになる。フォルトゥナのような伝統のあるクラブが我々のクラブへ来てくれることは、本当に喜ばしいことなのだから。少しでも多くの観客が足を運んでくれるイベントになることを願っている。

 

 

試合は18時にキックオフを迎えるが、16時より会場となるStausee-Kampfbahnで当日券を購入できる。

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