エモーション、アンガージュマン、インクルージョン
ピッチ外での特別な瞬間を振り返る
2024/25シーズンはフォルトゥナにとってピッチ内だけでなく、ピッチ外でもいくつかのハイライトがあった。ここでは、そんなピッチ外での特別な瞬間を振り返っていく。
”Fortuna für alle”
2024/25シーズンは戦略的方向性”Fortuna für alle”の一環として、フォルトゥナが入場料無料でホームゲームを開催する2シーズン目となった。今季入場料無料で開催した4試合、Hamburger SV戦、SV Elversberg戦、Darmstadt 98戦、Preußen Münster戦は、今回も多くのチケット申し込みがあり、毎試合スタジアムが超満員に。それでも、今シーズンもまた明らかになったのは。”Fortuna für alle”がフリーゲームだけではないということだ。例えば、フォルトゥナとメインスポンサーであるTARGOBANKは、今シーズンもデュッセルドルフ地域の多くの活動を支援した。
フォルトゥナ創立130周年 – 情熱に満ちた紅白の夜!
5月5日、フォルトゥナは今シーズンで最も忘れがたい夜のひとつを経験。フォルトゥナのクラブ創立130周年を記念して、クラブは何千人ものフォルトゥナファンと共にデュッセルドルフの歴史ある場所”Altstadt (旧市街)”で特別な夜を祝った。この夜は数え切れないほどのフォルトゥナファンが旧市街に集まり、トップチームの選手たち、監督コーチ陣、クラブのレジェンド、そして同じ志を持つ人々とともに、クラブの130年の歴史に乾杯した。
スタジアムに男女平等のためのシグナル
フォルトゥナ、o.b.®、D.LIVEは今シーズン、男女平等の権利に向けて重要な一歩を踏み出した。o.b.®のサポートにより、MERKUR SPIEL-ARENAでは4月末からフォルトゥナ・デュッセルドルフの全試合とコンサートで生理用品が無料で提供されている。これにより、パートナーはより利用しやすいスタジアム体験を生み出し、男女平等への重要な一歩を踏み出したいと考えており、すべての人にとって月経というテーマがスタジアムでの試合観戦への参加を妨げるものであってはならないことを強調している。
新たな集いの場”Warsteinerビアガーデン”
フォルトゥナファンはホームゲームの試合前と試合後の集いの場として、アリーナにビアガーデンを設置することを以前から望んでいた。そして、フォルトゥナとD.LIVEはWarsteinerの協力のもと、4月末のホームゲーム1. FC Nürnberg戦からこの新たな集い場の設置を実現。Nürnberg戦でもホーム最終節となったSchalke 04戦でも、このビアガーデンは大盛況だった。今シーズンのフォルトゥナとD.LIVEのマーケティング・パートナーシップ”Arena-Plus”の一環として作られた”Warsteinerビアガーデン”は、クラブと運営会社が共に経済的な利益を得るための目に見える成果となっている。
フォルトゥナがローゼンモンタークのパレードに参加
フォルトゥナは今年もまた、ローゼンモンタークのパレードに独自の山車と共に参加した。今年のF95山車のテーマは、フォルトゥナファンの多様性。山車には、女性、男性、車椅子の方、盲目の方、数多くの老若男女のフォルトゥナファンが描かれることに。 肌の色や性的指向も関係なく、フォルトゥナファンは数時間にわたって市街地を練り歩き、州都とともにカーニバルを祝った。
特別ユニフォーム”リトル東京”
第28節、ホームでのSC Preußen Münster戦は”Fortuna für alle”の一環として入場料無料で開催しただけでなく、日本との強い繋がりを示す”リトル東京”をテーマとしたマッチデーでもあった。5万2千人の超満員のスタジアムで、3月末に発表された特別ユニフォーム”リトル東京”を着用して望んだ試合には、見事1-0で勝利。この特別ユニフォームは、フォルトゥナ、デュッセルドルフ、そして日本の絆を強調しており、”刀 (赤黒)”と”だるま (青白)”2種類のユニフォームはフォルトゥナファンにも大人気となった。