フォルトゥナのフットサルチームが活動終了へ

経済的損失により運営を維持することが不可能に

フォルトゥナ・デュッセルドルフはフットサルチームの活動を今季一杯で終了することを決定した。フットサルチームは深刻な経済的損失により、試合やトレーニングの運営を維持することが不可能となった。

2004年に創設されたFutsal Lions Düsseldorfがフォルトゥナに加わり、2017年7月1日にフォルトゥナのフットサルチームが創設された。そして、2021/22シーズンにフットサル・ブンデスリーガが創設されて以来、フォルトゥナのフットサルチームはドイツ最高峰のレベルでプレーし、常にリーグ残留とプレーオフ出場権を獲得してきた。2018/19、2021/22、2022/23シーズンにはNiederrheinpokalのタイトルも獲得。

2024/25シーズン、フォルトゥナはシーズンを8位で終え、ドイツ選手権のプレーオフに出場した。しかし、HOT05に敗れた後、人事不足の問題で先週土曜日の準々決勝を辞退せざるを得なくなり敗退。

フォルトゥナは今季限りで、プロおよびアマチュアカテゴリーの両方でフットサルチームの活動を終了することを決定した。これは、支出額が収入を大幅に上回り、経済的にマイナスとなっていたことが要因となっている。クラブはその分も戦略的方向性”Fortuna für alle”に沿い、ユースチーム、女子サッカー、ハンドボールチーム、ランニングチームに力を注いでいくこととなる。

 

フォルトゥナ首脳陣：

「我々はこの数ヶ月間、フットサル部門の将来について、同部門の責任者と緊密かつオープンな話し合いを続けてきました。その上で、監査役会およびスポーツ委員会と協議した結果、フットサル部門が経済的に赤字であることから、今シーズンでフットサル部門の活動を終了せざるを得ませんでした。我々にとって”Fortuna für alle”の中心的柱ひとつであるユースチームと女子サッカーの更なる発展が最優先事項であり、今後も引き続き具体的かつ集中的に推進していきます。我々はクラブに貢献してくれた、フットサルチームの責任者、監督コーチ陣、選手たちに感謝の意を表します」