フォルトゥナが”ドイツサッカーの追悼デー”をサポート

アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所解放から80年

アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所が解放されたのがちょうど80年前の1945年1月27日。サッカーファミリーは毎年、この日に行われる試合や大会で、国家社会主義下で迫害され、強制送還され、虐殺された人々を追悼している。

アウシュビッツでは100万人以上が虐殺された。アウシュヴィッツ強制収容所は第2次世界大戦中、国家社会主義ドイツによるポーランド南部に建設したユダヤ人の大量虐殺、ホロコーストの中心的な役割を担った大規模な施設である。この強制収容所の解放の日は、ホロコーストの終わりを象徴している。

 

決して繰り返してはならない残虐行為についての教育と追悼は今、かつてないほど重要である。というのも、社会における反ユダヤ主義の傾向が強まっているからだ。このことは、デュッセルドルフのハインリッヒ・ハイネ大学とパサウ大学による最新の調査でも示されている。この調査では、特に1,300人を対象とした調査に基づき、次のような結果が出ている：

• 回答者の24％がさまざまな形で反ユダヤ的態度を示している
• 回答者の47％はホロコーストの過去に一線を引きたいと考えている
• 回答者の19％がホロコーストを相対化すること、あるいは否定することに賛成している
• 回答者の40％以上がホロコーストに無関心と答えている

そのため、自らの経験を語ってくれる証人がより重要になるが、その数はますます少なくなっている。そこで、この強制収容所解放80年にドイツプロサッカーリーグ機構 (DFL)と関連クラブは、生存者の証言に耳を傾け、それをより広く伝えたいと考えている。DFLはYouTubeチャンネルでホロコーストを生き延びた人々のインタビューを3本公開している。

• MIRJAM SZIPRO BAIT TALMI のインタビュー
• NAFTALI FÜRSTのインタビュー
• SUSANNE RUTH RAWEH のインタビュー

 

ドイツサッカー界は20年以上に渡り、アウシュビッツ強制収容所の解放を記念するドイツサッカーの追悼デー”を続けており、フォルトゥナもこのアクションをサポートしている。2024年、FC St. Pauliとのホームゲームでは、国家社会主義の犠牲者数百万人を追悼するため、いくつかの席を空席にしていた。フォルトゥナは民主的で自由主義的な社会の基本的価値観が、クラブの理念とステートメントに合致しているからこそ、その責任を受け入れている。 

フォルトゥナは2025年も国家社会主義の犠牲者を追悼する。例えば、デュッセルドルフ市が開催するKRANZNIEDERLEGUNG AM DEPORTATIONS-MAHNMALに参加。また、フォルトゥナは今週、殺害されたデュッセルドルフ出身のユダヤ人に焦点を当てたいくつかのショートビデオも公開する。さらにSSV Ulm とのホームゲームでは、バナーキャンペーンも実施。Karlsruheとのアウェー戦では、フォルトゥナとKSCの選手たちが”#WeRemember”と書かれた横断幕を掲げていた。