フォルトゥナがIPSWICH TOWNに2-1で勝利
シーズン開幕前最後のテストマッチに勝利し、リーグ戦へ突入
来週末に開幕する2部リーグを前に、フォルトゥナがIpswich Townとのテストマッチに2-1で勝利を収めることに成功した。
スターティングメンバー:Schmidtが最前線に
Daniel Thioune監督はシーズン開幕前最後のテストマッチに4-3-3のシステムを起用。ゴールキーパーFlorian Kastenmeierの前にMatthias Zimmermann、Andre Hoffmann、Tim Oberdorf、Emmanuel Iyohaの4バックが並び、中盤には田中碧、Marcel Sobottka、Isak Jóhannessonを配置。そして最前線にFelix Klaus (右)、アペルカンプ真大 (左)、Danny Schmidt (中央)が入る形でキックオフを迎えた。
前半:フォルトゥナが立ち上がりに先制
デュッセルドルフから駆けつけた約500人のフォルトゥナファンの前で、Thioune監督率いるチームが最高のスタートを切る。左サイドでSobottkaからのパスを受けたJóhannessonがゴール前にピンポイントクロスを上げると、Schmidtが頭でゴールネットを揺らして1-0に (5分)。一方のIpswichもその2分後に最初のチャンスを作り出すも、DelapのシュートはKastenmeierがしっかりキャッチ。それでも良い立ち上がりを見せたフォルトゥナがさらなるチャンスを作りだし、カウンターからJóhannessonのパスに抜け出したFelix Klausがペナルティエリア内に侵入し、シュートを放つも、ここは相手GKがセーブ (12分)。
守護神Kastenmeier
そこから試合は互角の展開となるも、フォルトゥナはコンパクトな守備で相手に多くのチャンスを作らせない。しかし33分、Harnessにフォルトゥナの左サイドを突破され、そこからのクロスに最後はTaylorに頭で合わされるも、ここはフォルトゥナの守護神Kastenmeierが立ちはだかり、ゴールを許さない。その後、前半はお互いに決定機はなく、フォルトゥナが1点リードでハーフタイムへ。
後半:Harnessに同点弾を許すも、Rossmannが追加点
後半立ち上がり、最初のチャンスを迎えたのはフォルトゥナ。左サイドからのコーナーキックがファーサイドに流れたとことに田中が詰めるも、ゴール至近距離からのシュートは相手GKがセーブ (47分)。しかし49分、”Tractor Boys”が試合を振り出しに戻す。ゴール前でTaylor、Chaplinと繋ぎ、最後はHarnessに決められ1-1に。さらにIpswichがカウンターアタックからビッグチャンスを迎えるも、ここもKastenmeierがスーパーセーブでピンチを回避 (51分)。すると57分、フォルトゥナが再びリードを奪って見せる。カウンターアタックから、Jóhannessonのラストパスに抜け出したTim Rossmannが相手GKとの1対1の場面で落ち着いて流し込み、2-1に。
フォルトゥナがリードを守り切ることに成功
その直後、再びRossmannに追加点のチャンスが訪れるも、ペナルティエリア左隅から放ったシュートは僅かにゴール右へ。60分が過ぎると試合は少し落ち着き、フォルトゥナは集中した守備を続けながらカウンターアタックのチャンスを伺う。74分、左サイドを駆け上がったIyohaがドリブルで中へ切れ込み、放ったシュートは惜しくもゴールの枠を捉えられない。そして試合終了間際、IpswichのLadapが立て続けにチャンスを得たが、ミドルシュート(87)とヘディングシュート(89分)はいずれもゴールの枠を逸れていった。こうしてフォルトゥナが1点差を守り切り、2-1でプレミアリーグに昇格したIpswich Townに勝利を収めることに成功した。
90分間の試合終了後、両チームは事前に話し合っていた通り、結果に関係なくPK戦を実施。お互い8人ずつがPKを蹴り、結果は7-6でフォルトゥナが勝利した。