Bericht

2024/05/20 | ニュース

ALLOFSとDEMANDTの足跡を辿るTZOLIS

CHRISTOS TZOLISがブンデスリーガ2部の得点王に

Christos Tzolisにとってはおそらく一生忘れられない日となっただろう。リーグの順位はすでに確定しており、第34節の1. FC Magdeburg戦は大きなものがかかっていたわけではなかったが、この日フォルトゥナのゴールゲッターはハットトリックを達成しただけでなく、得点王の栄冠も手にすることとなった。

Tzolisは19得点を挙げてFCMとの最終節に臨み、得点王の座を争う最大のライバル、Hertha BSCのHaris Tabakovicはすでに22得点を挙げていた。だからこそ、このギリシャ人アタッカーが得点王に輝くためには、少なくとも3得点を上げなければいけないことは明確だった。

 

試合終了後、キックオフ前に3点を取れると思っていたと話した自信たっぷりTzolisに対し、アペルカンプ真大は「試合前、得点王はそれほど大きなテーマではありませんでした」とコメントしていたが、その状況が前半の間に急変する。Jona NiemiecMarcel Sobottkaの素晴らしいお膳立てもあり、Tzolisはわずか20分でドッペルパックをマーク。この2得点で一気に得点王の座を目の前に引き寄せた。

 

試合終了間際のコーナーキック

他会場では、徐々にTabakovicがノーゴールで試合を終える可能性が出てきていたが、Tzolisが3点目を奪うのも簡単なことではない状況だった。しかし試合終了間際、Tzolisはそれをやってのける。そして、この88分のゴールには逸話がある。試合後、アペルカンプは「本来、コーナーキックは彼が蹴りたいと言っていましたが、3-2になる直前のコーナーキックでは自分自身がゴールを決めるために、私にキッカーを任せました。それであそこにいたのは素晴らし嗅覚ですね」とコメント。そんな真大のコーナーキックをMarlon Mustaphaが頭で逸らしたところにいたのはTzolisだった。

 

このハットトリックでTzolisは、HerthaのTabakovic、そしてHamburgのRobert Glatzel (同じく最終節でハットトリック)とともに2部リーグの得点王に輝いた。ブンデスリーガとブンデスリーガ2部でフォルトゥナの選手が得点王のタイトルを獲得したのはクラブ史上3人目となる。他の2人は、1978/79シーズンにブンデスリーガで22得点を挙げたKlaus Allofs (現スポーツ役員)、1988/89シーズンにブンデスリーガ2部では35得点を挙げたSven Demandtとなっている。

 

試合後、「試合に勝てたこと、そしてリーグ得点王になれたことは本当に信じられないほど嬉しいです。チームメイトのおかげです」とコメントしたTzolisに対し、アペルカンプは「みんなに何かを奢るように説得します」と笑顔を見せた。

 

しかし、その前にまだ入れ替え戦ある!「タフな2試合が待っています。ブンデスリーガでプレーしたいなら、ブンデスリーガのチームに勝たなければなりません。この2試合を楽しみにしています」とTzolis。彼がこの調子で得点を量産してくれれば、間違いなくそのチャンスはあるだろう。

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