ポゼッション率がリーグトップのチーム
対戦相手チェック:1. FC MAGDEBURG
ブンデスリーガ2部の最終節、フォルトゥナは5月19日(日)にホームにて1. FC Magdeburgを迎え撃つ (15:30キックオフ)。ここでは、そんな入れ替え戦前最後の試合の対戦相手をチェックしていく。
指揮官:
2021年、Christian Titz監督が半年以上チームの指揮をとっていたThomas Hoßmang監督の後任として1. FC Magdeburgの指揮官に就任。Titz監督はMagdeburgの指揮官に就任する前、HSVで3年間ユースチーム、1年間トップチームの監督を務めた後、3部リーグのRot-Weiss Essenで1年間監督を務めていた。
- 出身地:Mannheim
- 年齢:53歳
- 1. FC Magdeburgの監督に就任:2021年2月12日
- 現在、2部リーグで獲得している平均勝ち点:1.15ポイント / 1試合
統計:
FCMは今シーズン、好スタートを切り、最初の5試合を終えた時点では3位につけていた。しかし、シーズン序盤の好調は続かず、前半戦を勝ち点20ポイントの13位で終え、当時16位だったHansa Rostockとの勝ち点差は4ポイントとなっていた。後半に入っても順位はあまり変わっておらず、Magdeburgは勝ち点38ポイント獲得で13位で、Titz監督率いるチームはすでにリーグ残留を決めている。
- 13位 | 9勝11分13敗 | 勝ち点38 | 得失点-7 (44:51)
フォーム:
Magdeburgは直近の10試合で1勝しか挙げられていない (第30節、Rostockに2-0で勝利)。それでもFCMは、あまり黒星を喫しておらず、ここ5試合で敗れたのは1試合のみとなっている (第32節、Kaiserslauternに1-4で敗戦)。
直近5試合の戦績
- ブンデスリーガ2部、第33節 | SpVgg Greuther Fürthに0-0の引き分け
- ブンデスリーガ2部、第32節 | 1. FC Kaiserslauternに1-4で敗戦
- ブンデスリーガ2部、第31節 | VfL Osnabrückに1-1の引き分け
- ブンデスリーガ2部、第30節 | Hansa Rostockに2-0で勝利
- ブンデスリーガ2部、第29節 | HSVに2-2の引き分け
特徴:
- ポゼッション率:Magdeburgのポゼッション率はリーグトップの60%となっており、1部昇格を決めたSt. Pauli (56%)よりも高い数字を記録している。
- パス成功率:同じくMagdeburgのパス成功率も86%と高く、この数字でリーグ2位につけている。リーグ最高のポゼッション率を誇ることも考えると、対戦相手には我慢強さが必要となる。
- ショートパス:FCMはクロスが最も少ないチームで、ショートパスでボールを繋ぎながら攻撃を仕掛けてくる。
- 俊敏な攻撃陣: Titz監督は攻撃陣に比較的小さな選手を起用しており、伊藤達哉 (163cm), Baris Atik (169cm), Jason Ceka (169cm), Bryan Teixeira (174cm)など大きな選手はいないが、俊敏でドリブルを武器とする選手が揃っている。唯一、センタフォワードのLuca Schulerだけは190cmでターゲットとなる選手だ。
- 今季3度目の対戦:フォルトゥナと1. FC Magdeburgが対戦するのは今季3度目。昨年12月5日と16日に対戦し、リーグ戦 (3-2)、ドイツ杯 (2-1)ともにフォルトゥナに軍配が上がっている。
選手 & スターティングメンバー
Christian Titz監督の基本的なシステムは3-4-3で、Atik、Schuler、TeixeiraのトリオがMagdeburgが最前線に並ぶ。Luca Schulerはチームの最多得点者で6得点をマークしており、Baris Atikはチーム最多となる10アシストを記録している。
- 欠場する選手:Julian Pollersbeck, Luc Castaignos, Jean Hugonet, Mohammed El Hankouri
- キャプテン:Amara Condé | MF
- チームの最多得点者:Luca Schuler | CF | 6得点
- チームの最多アシスト:Baris Atik | LW | 10アシスト
- フォーメーション:3–4-3
- 予想スタメン:Reimann – Elfadli, Heber, Müller, Bockhorn – Gnaka, Condé, Bell Bell, Teixeira – Atik, Schuler