「最後まで何かが残っているからこそ楽しい」
”今週のインタビュー”に田中碧が登場
今シーズン、素晴らしいパフォーマンスを見せている田中碧。ここ最近、虫垂炎手術で離脱を余儀なくされたものの、手術から約3週間という驚異の回復力で復帰し、前節のFC Schalke 04とのアウェー戦では後半に途中交代でピッチに入ったわずか4分後に同点ゴールをマーク。そんな田中が”今週のインタビュー”に登場し、復帰戦となったSchalke戦の振り返りだけでなく、虫垂炎手術で離脱していた時間や今シーズンの残り数週間について語ってくれた。
碧、”今週のインタビュー”へようこそ!虫垂炎の手術を経て先週復帰したけど、今の体調はどう?
「良い感じです!痛みも全くないですし、以前より腸の調子もすごく良いです」
約3週間半ぶりの復帰戦となったFC Schalke 04との試合で、後半途中から出場して、すぐに1-1となる重要なゴールを決めたけど、このゴールは今シーズンのラストスパートにどのような意味を持つと思う?
「この勝ち点1は非常に大きかったと思います。シャルケでアウェーでしたし、良いゲームでもなく、流れもよくない中で失点もしてしまいましたからね。そういう意味では自分が入って同点にできたのはすごく良かったです」
少しその前に振り返るけど、ドイツ杯準決勝のLeverkusen戦を目前に控えた4月上旬、虫垂炎の手術で急遽離脱を余儀なくされたよね。あの時に試合に出れず、病院からチームメイトを見守らなければならなかったのはどんな気持ちだったのかな?
「試合に出たかったです。ただ、診断で即手術と決まったので、そこは切り替えるしかなかったですね。本当に勝ってくれと思いながら病院から応援していました」
手術後、こんなに早く復帰できると思ってた?
「はい!笑 (シャルケ戦の前の) フュルト戦で戻りたいと思ってたくらいです」
碧はすごくプロフェッショナルということはチームメイトのみんなも知っているけど、プロサッカー選手として大切にしていることやルーティンはある?
「よく食べて、よく寝る、そして誰よりも練習する。この3つです!」
今シーズン、碧は素晴らしいパフォーマンスを見せているけど、自分自身でその理由は何だと思う?
「試合に出続けていることですかね。怪我もしてないですし。でも試合で続けているのが1番ですね。あとは点が取れているっていうのは1つあると思いますけど、やってることはそんなに変わらないですし、やっぱり試合に出続けているからパーフォーマンスが上がっているんだと思いますね」
碧は今季ここまでに7得点4アシストを記録していて、これはフォルトゥナに来てから最も良い数字だけど、良いパフォーマンスが結果として出ている理由は何かな?
「秘密です。それは秘密にさせてください。笑」
今シーズンはまだ少なくとも3試合残ってて、昇格争いはまだ何が起こるかわからない状況だけど、チームの雰囲気はどう?
「この終盤で昇格争いをしていて、最後まで何かが残っているからこそ緊張感があって楽しいですし、良い雰囲気でやれていると思います」
フォルトゥナとブンデスリーガに昇格することは碧にとってどういう意味があるのかな?
「達成感ですね。目に見える結果、1年間の結果として残せるのは嬉しいですね。最後まで昇格を争うっていうのも良い経験で楽しいですし、それプラス結果が得られればもっと良い経験になるので、そういう意味では今この段階でも昇格争いできてるっているのは素晴らしいですし、1戦1戦の緊張感も含めて良い経験になってます。その中で結果を出すということ、その過程に意味があると思います」
今、貴史がカタールでのU23アジアカップに出場していて、今週月曜日の準決勝でU23イラク代表に勝利したことでパリ五輪への出場権を獲得したことについて。
「オリンピックは1つ特別な場所ですし、良い経験になると思います。ただ、まだ決勝も残っているのでタイトルを獲れるように最後まで頑張ってほしいですね」
今週金曜日は1.FC Nürnbergとのホームゲームで、スタジアムには4万人以上の観客動員が見込まれているけど、ファンはホームでもアウェーでも素晴らしい応援でサポートしてくれているよね。それは碧にとって、またチームにとってどれほど重要なことかな?
「ここまできたら気持ちなので、特にホームではファンの応援が必要不可欠です。アウェーでの応援も本当に素晴らしいですけどね。ファンの応援はとても重要ですし、最後までファンと一緒に戦います」