真大の大活躍、連勝記録を更新、ALEKSのための勝利

アウェーで勝利したWIESBADEN戦での5つの要点をチェック

昨日の午後、Wiesbadenでの勝利はエモーショナルなものとなった。そんな新たに勝ち点3を積み上げたWiesbaden戦での5つの要点は以下の通り。

アペルカンプ on fire


今年3月まで、2024年はまだアペルカンプ真大の年ではなかったかもしれない。このMFは度重なる怪我に苦しめられていた。そんなアペルカンプだが、再び完全復帰を遂げてからは素晴らしいパフォーマンスをみせている！Kaiserslautern戦で2-1となるゴールを挙げると、Braunschweig戦ではアシストをマークしただけでなく”Man of the Match”にも輝いた。そして昨日のWiesbaden戦、真大は巧みなキックフェイントから華麗な左足のシュートでフォルトゥナに先制点をもたらすと、後半には芸術的なダブルタッチパスでアシストを記録し、自ら自身の2部リーグ公式戦100試合目に花を添えた。Daniel Thioune監督も試合後、「あのようにゴールを決めたり、アシストできる選手はほとんどいない」と称賛した。

 

影の立役者Engelhardt

ゴールやアシストなどで目立った活躍をみせている訳ではないが、チームで非常に重要な役割を担っているのがYannik Engelhardtだ。この守備的MFはWiesbaden戦でもまた素晴らしいパフォーマンスを発揮。それは統計にも表れている。走行距離12.4km、デュエル勝利回数数14回、これはどちらもこの試合で1位の数字となっている。今シーズン、フォルトゥナでEngelhardtよりピッチに立った時間の長いフィールドプレーヤーはいない (出場時間2686分)。

 

リーグ戦5連勝

5連勝、13得点1失点。今のフォルトゥナは”好調”という言葉さえ控えめな表現かもしれない。Daniel Thioune監督は試合後の円陣で「このリーグでこれは当たり前のことではない」と強調。現在、フォルトゥナはリーグ戦9試合負けなしをキープしており、リーグ3位につけている。試合後、Matthias Zimmermannは「まだ5試合残っています。私たちにとってはこれを続け、この無敗記録を伸ばし続けることが大事です。そこから何が起きるか見てみましょう」とコメント。

 

ファンの信じられないサポート

試合後、2点目をマークしたÍsak Jóhannessonは「まるでホームゲームのようでした。私たちのファンはどの試合にも駆けつけてくれます。私がドイツに来てから、これ以上のファンは見たことがありません」とフォルトゥナファンのサポートを絶賛。BRITA-Arenaの南側ゴール裏には4,000人のF95サポーターが集まり、いつものように大きな声でチームにパワーを送り続けていた。さぁ、ここからラストスパート！

 

Aleksのための勝利

今週、フォルトゥナファミリーにとっては非常に悲しい出来事があった。木曜日、長い間チームのホペイロを務めていたAleks Spenglerが、長い闘病生活の末、72歳で他界。他の誰よりもクラブのために生きた男に別れを告げるため、多くの選手たち、監督コーチ陣、スタッフを含む、何千人ものフォルトゥナファンがソーシャルメディアにこのことを投稿した。また、BRITA-Arenaには”Aleks, für dich färben wir den Himmel rot-weiß (アレックス、私たちは君のために空を赤と白に染めるよ)」という横断幕がゲストブロックに掲げられ、試合後にはスタジアムに”Aleks-Spengler”の応援歌が響き渡った。アレックス、この勝利をあなたへ！