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2024/03/06 | ニュース

中央大学がフォルトゥナで行う1週間の研修プログラムが終了

フォルトゥナのカレッジパートナーが今年もデュッセルドルフで現地研修を実施

フォルトゥナは2020年に中央大学とCOLLEGE PARTNER(カレッジパートナー)契約を締結。コロナ禍を経て、念願の現地研修が実現した昨年に続き、2024年も学生10名がデュッセルドルフでの研修に参加した。1週間に渡って行われた研修プログラムは今年も大成功を収めた。

フォルトゥナ・デュッセルドルフは更なる国際化に向けて、2020年4月1日に中央大学とカレッジパートナー契約を締結。このパートナーシップを通して、最大で10人の学生がデュッセルドルフで実施する1週間の研修プログラムに参加し、ブンデスリーガクラブであるフォルトゥナ・デュッセルドルフの内部で行われている活動を現場で体験する。

 

研修内容としては、クラブのフィロソフィーやマーケティング戦略、チケッティング、CSR活動、ファン対応、ユースアカデミーセンターについてなど、各部署の担当者から直接講義を受け、サッカークラブの経営における様々なノウハウを学ぶだけでなく、アリーナやユースアカデミーセンター見学も開催し、週末にはホームゲーム (Hansa Rostock戦)を観戦するプログラムを用意。

 

研修は今年もAlexander Jobst会長の歓迎の言葉でスタートし、初日はファン対応 (担当者:Kevin Hallebach)の講義を受けた後、Merkur Spiel-Arenaの見学会を実施。週末にはFC Hansa Rostockとのホームゲームを観戦 (2-0で勝利)。月曜日にはチケッティング (Laura Schulz)と”Fortuna Für Alle” & セールス (担当者:Daniel Schröer)の講義を受け、お昼には田中碧内野貴史と対面し、サインをもらったり、写真撮影、質問コーナーの時間が設けられた。火曜日は午前中にはデュッセルドルフの市庁舎を訪問。市庁舎ではケラー市長に歓迎の言葉をいただき、その後デュッセルドルフ市のJapan Deskを担当しているBenjamin Leonhardt氏からデュッセルドルフと日本コミュニティの関係性に関して学んだ後、午後は再びアリーナへ戻ってCSR (Nina Joahim, Claudia Beckers)の講義を受けた。最終日はFlingern Broichに足を運び、Stefan VollmarhausenダイレクターとChristian Reischkeコーディネーターからユースアカデミーセンター (NLZ)について学んだ後、2019年に完成したフォルトゥナの新しいアカデミーセンターの施設や伝統あるPaul Janes Stadionを見学。そして木曜日の朝、1週間の充実した研修プログラムを終えた中央大学の学生たちは、デュッセルドルフ空港から再び日本へと帰国した。

 

Alexander Jobst会長:

「今年も中央大学をここデュッセルドルフ、そしてフォルトゥナで迎えられたことを嬉しく思います。日本の学生や教授との交流はとても興味深く、いつも示唆に富んだものです。日本文化とフォルトゥナ、そしてデュッセルドルフ市との繋がりは常にエキサイティングです」

 

中央大学商学部、渡辺岳夫教授:

「2024年も昨年に引き続き,渡独したうえで充実したスポーツビジネスの研修を受けることができました。フォルトゥナ・デュッセルドルフのクラブ関係者の皆様の献身的なご対応により,中央大学商学部の10名の学生たちは,フォルトゥナのフィロソフィ,ファン対応,チケッティング,セールス,CSR,およびユースアカデミーについて深く学ぶことができました。ここで得た知見を,日本あるいは世界のサッカー界,スポーツ界に羽ばたく際に役立ててくれるものと確信しております。1週間に及ぶ研修において,多大なるご協力をいただいたフォルトゥナ・デュッセルドルフの関係者の皆様には,心より御礼を申し上げたいと存じます」

 

商学部2年、都文音:

「今回のこの研修で、私は、サッカーを通した人とのつながりというものを強く感じることができました。まず、研修の内容の面で、ワークショップを通したファンやフェライン会員との密なコミュニケーションや、ユースアカデミーの選手ひとりひとりに対して監督コーチが丁寧に向き合う姿勢に、人と人との密なつながりを強く感じました。スポーツをビジネスと捉えていく中で、このような人とのつながりという点を重要視することが成長の秘訣なのではないかと感じました。また、この1週間を共に過ごした仲間たちとは、議論や、生活を通してお互いの考えを知れたことで深い絆を結ぶことができたと思います。こんなにも一緒に熱く語り合える仲間に出会えたことに感謝します。この研修で学んだことを、私は、日本のサッカー界の成長に貢献していきます」

 

商学部2年、須田雄也:

「今回のフォルトゥナ・デュッセルドルフで学んだ1週間は私の人生のターニングポイントになりました。将来スポーツ組織に入りスポーツビジネスに携わりたいと考えている私にとって、世界トップレベルのサッカーリーグに携わっている方々に直接内容の濃いお話をお伺いすることで、熱意や温かさを肌で感じることができ本当に貴重な時間になりました。本講義に多大なるご協力をいただいたクラブスタッフの皆様には感謝してもしきれません。また、1週間スポーツビジネスについて一緒に学べた9人の仲間にも感謝したいです。来年度のゼミでお別れしてしまう仲間もいますが、GSBC2024で共に学んだ私たち10人はスポーツビジネスについて熱く語ることができる一生涯の大切な仲間です。今回の貴重な経験を10人の自分の人生に活かすことはもちろん、行き詰った時はともに助け合い、いつかはフォルトゥナに恩返しできるようにスポーツビジネスを学び続けたいと思います。本当にありがとうございました」

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