第24節・Hannover 96 vs Fortuna Düsseldorf
2-2!Hannoverとの上位対決は引き分けに
第24節、フォルトゥナ・デュッセルドルフとHannover 96の上位対決は引き分けとなった。試合は前半、Christos Tzolisのドッペルパックでフォルトゥナが2点リードを奪ったものの、後半に2点を返され、最終的には2-2でタイムアップを迎えた。
スターティングメンバー:Jóhannessonが再び先発
Daniel Thioune監督は前節2-0で勝利したHansa Rostock戦のメンバーから、1つのポジションを変更してこの一戦に臨むことに。ゴールキーパーFlorian Kastenmeierの前に、Matthias Zimmermann、Joshua Quarshie、Jordy de Wijs、Nicolas Gavoryの4バックが並び、中盤には田中碧、Yannik Engelhardt、Ísak Jóhannessonを配置。そして右にFelix Klaus、左にChristos Tzolis、最前線にChristoph Dafernerが入る4-3-3のシステムでキックオフを迎えた。
前半:フォルトゥナの電光石火
Heinz von Heiden Arenaに集まった38,500人の観客の前で最初にゲームの主導権を握ったのはHannoverだった。序盤、Nicolo Tresoldiに立て続けにシュートを放たれるも、ここはどちらもゴールの枠を逸れていく(4分、10分)。すると、フォルトゥナが電光石火のカウンターから先制点を奪って見せる。田中碧の展開から左サイドを突破したTzolisが、得意の角度から切れ込みシュートを放つと、ボールは相手DFに少し当たって角度が変わり、そのままゴールに吸い込まれフォルトゥナが先制に成功 (11分)。さらにその7分後、田中の絶妙なスルーパスに抜け出したTzolisが落ち着いてゴールネットを揺らし、2-0として見せる (18分)。
Kastenmeierのスーパーセーブ
リードを奪ってからもフォルトゥナが試合を優位に進めるも、相手のコンパクトなディフェンスの前に決定的なチャンスを作り出すことができない。すると21分、Hannoverのコーナーキックから最後はSebastian Ernstにシュートを放たれるも、ここはKastenmeierが好セーブを見せ、相手にゴールを許さない。反対にフォルトゥナも前線に駆け上がったZimmermannがシュートを放つも、ここは相手GKが難なくセーブ(29分)。そこからは相手にいくつかのチャンスを作られたもののKastenmeierが立ちはだかり、フォルトゥナが2点リードでハーフタイムへ。
後半:Hannoverの反撃
後半、Thioune監督率いるチームはディフェンスに重点を置き、コンパクトにして守備を固めていく。そんなフォルトゥナに対してHannoverは苦戦している様子だったが、1時間が経過した辺りからHannoverが猛攻を仕掛けてくる。Nuno Oudenne (62分)やEnzo Leipold (63分)のシュートはKastenmeierがなんとか凌いでいたものの、63分にはついにゴール前でのこぼれ球をAndreas Voglsammerに押し込まれ2-1に。
Teuchertが同点弾
さらに、そこから流れを掴んだHannoverが猛攻を仕掛けてくる。 68分、低いクロスをゴール前でTresoldiに合わせられるも、ここは再びKastenmeierがセーブ。一方、カウンターから最後に田中が放ったシュートは相手DFがブロック。83分、フォルトゥナはJóhannessonが3-1とするチャンスを迎えるも、ゴールまで約13mの距離から放ったシュートはゴール左へ逸れていく。そこから猛攻を仕掛けてくるHannoverに対し、フォルトゥナは身体を張った守備で耐えていたが、試合終了間際の86分、途中交代で入ったCedric Teuchertのシュートが不運にもフォルトゥナDFの足に当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれ2-2に。こうしてフォルトゥナとHannoverの上位対決は2-2の引き分けでタイムアップを迎え、勝ち点1を分け合う形となった。
来週はホームでHSVとのトップゲーム
フォルトゥナは来週金曜日の夜 (3月8日、18:30キックオフ)、ホームのMerkur Spiel-ArenaにてHamburger SVを迎え撃つ。