第8節・Hamburger SV vs Fortuna Düsseldorf
フォルトゥナがHamburgに0-1で敗戦
金曜日の夜に行われたブンデスリーガ2部の第8節、Daniel Thioune監督率いるチームは今季2敗目を喫した。試合は終盤、Matthias Zimmermannが2枚目のイエローカードを受けて退場処分となると、80分に与えたPKを決められ、Hamburger SVに0-1 (0-0)で苦い黒星を喫することとなった。
スターティングメンバー:4-3-3のシステムを起用
Daniel Thioune監督は、前節1-1で引き分けたHannover 96戦のスタメンから、アペルカンプ真大とVincent Vermeijに代えて、田中碧とDennis Jastrzembskiを先発で起用し、この一戦に臨んだ。これにより、ゴールキーパーFlorian Kastenmeierの前に、Matthias Zimmermann、Jamil Siebert、Jordy de Wijs、Emmanuel Iyohaが4バックを形成し、中盤にはYannik Engelhardt、田中、Ísak Bergmann Jóhannessonを配置。そして最前線には、右にFelix Klaus、左にJastrzembski、中央にChristos Tzolisが入る形でキックオフを迎えた。
前半:KlausがBenesのシュートをブロック、Jattaのシュートはゴール右へ
この試合、最初のチャンスを作り出したのはHSV。Ludovit Reisに深い位置まで侵入されると、そこからの折り返しをLaszlo Benesにシュートを放たれるも、ここはKlausがブロックに入りピンチを逃れる (5分)。一方、その4分後にはフォルトゥナもチャンスを作り出す。Jastrzembskiがゴール前に走り込んだTzolisへセンタリングを送るも、ここは相手DFにカットされ、シュートまで持ち込むことができない (9分)。すると25分、今度はHSVにビッグチャンスが訪れる。コーナーキックからファーサイドでBakery Jattaにフリーでヘディングシュートを放たれるも、このシュートは僅かにゴールの右へ逸れていく (16分)。
TzolisのシュートはGK正面、Klausにドッペルチャンス
56,100人を動員したVolksparkstadionの試合は序盤、両チーム共に相手ゴール前での精度を欠き、互角の展開となる。
フォルトゥナはTzolisがゴールを狙うも、ここは相手GKの正面へ (20分)。一方で23分、ビルドアップの際にJóhannessonがKastenmeierへのバックパスをJattaに奪われピンチを迎えるも、Jattaがファーストタッチでバランスを崩したことで、幸い大きなピンチには至らず。この時間帯、HSVにゲームの主導権を握られるが、コンパクトに守備を堅めるフォルトゥナが、最後のところで決定的な場面を作らせない。すると前半の終盤、反対にフォルトゥナにチャンスが訪れる。ゴール前に走り込んだKlausが立て続けにシュートを放つも、1本目は相手DFにブロックされ、2本目は僅かにゴール左へ逸れていく (34分)。こうして試合はスコアレスでハーフタイムへ。
後半: Kastenmeierがスーパーセーブを連発
後半立ち上がり、右サイドを駆け上がった田中からのクロスが相手DFの手に当たったかに見えたものの、VARの結果、その前にKlausがオフサイドポジションにいたとして、判定はHSVのフリーキックに。このオフサイドがなければ、PKを獲得できていただろう (50分)。それでも57分、Hamburgが後半初めてのチャンスを作り出す。まず、Miro Muheimが直接FKで狙ったシュートはKastenmeierが好セーブを見せ、左ポストを直撃。その直後にはフォルトゥナの守護神がRamosのヘディングシュートに素晴らしい反応を見せ、相手に得点を与えない。
Zimmermannが退場処分に、BenesがPKで得点
その後、試合は中盤での攻防が増え、お互いになかなかゴール前まで迫ることができない。再びスタジアムにざわめきが起こったのは70分だった。アペルカンプのコーナーキックをEngelhardtが逸らし、ファーサイドに田中が詰めるも、ここは惜しくも後少しのところで届かず、先制点を挙げるまでには至らない。すると76分、Zimmermannがファウルで2枚目のイエローカードを受け退場処分となり、フォルトゥナが数的不利の状況に。そして迎えた83分、Iyohaがペナルティエリア内でBenesを倒してしまうと、最初はプレー続行となったものの、VARの結果、主審のFelix Zwayer氏はPKの判定を下す。そして、このPKをBenesに決められ0-1に。そこからフォルトゥナは10人でもなんとか1点を奪うために猛攻を仕掛けたものの、最後までゴールネットを揺らすことはできず、0-1で苦い敗戦を喫した。
次節はOsnabrückとのホームゲーム
次節、フォルトゥナは再び金曜日の夜に試合を控えており、 10月6日にホームのMerkur Spiel-ArenaでVfL Osnabrückを迎え撃つ (18:30キックオフ)。