フォルトゥナがアウェーにてELVERSBERGと対戦

対戦相手チェック：SV ELVERSBERG 

前節、SC Paderbornに惜敗を喫したこともあり、できるだけ早く調子を取り戻したいフォルトゥナ。そんなDaniel Thioune監督率いるチームは、8月26日(土)の13:00キックオフで、この夏から2部リーグに昇格したElversbergとのアウェー戦に臨む。

不運な敗戦

今季最初の2試合は無失点に抑えていたFlorian Kastenmeierだったが、先週土曜日にはSC Paderbornを相手に2失点を喫し、惜しくも1-2で敗北。また、フォルトゥナが今週末に対戦するSV Elversbergも前節は勝ち点を獲得できていない。良いパフォーマンスを見せながらも、Kaiserslauternを相手に2-3で黒星を喫していた。

前半、先制点こそ奪われたものの、後半に2得点を挙げて逆転に成功。しかし、その後3-1とする絶好のチャンスを逃すと、流れはFCKへ。その結果、最終的には2-3と再び逆転を許し、苦い黒星を喫していた。それでも、Elversbergが今シーズンここまで素晴らしいパフォーマンスを見せていることは間違いない。3試合を終え、SVEはすべての試合でリードを奪っているのにも関わらず、ここまでに獲得した勝ち点は1ポイントのみ。特にHansa Rostock戦の敗戦は苦いものとなった。Elversbergは獲得したPKを外すと、後半ロスタイムに2失点を喫し、1-2で逆転負けを喫していた。

 

チームの団結力

リーグ戦最初の3試合とドイツ杯第1回戦のMainz 05戦 (0-1)のパフォーマンスを見ても、彼らに力があることは証明されている。2年前、レギオナルリーガ・ウェスト (4部リーグ)に所属していたHorst Steffen監督率いるElversbergは、それから2シーズンでブンデスリーガ2部へ昇格。ポジティブなのは、3部リーグで優勝したメンバーがほぼ全員チームに残っていることだろう。まだ2部リーグでの経験はほとんどないチームではあるものの、ここまでリーグ戦3試合で5ゴールを奪っている彼らの攻撃力は決して侮れない。

そんなチームの攻撃を牽引するのが、VfB Stuttgartからレンタルで獲得したWahid Faghirだ。このデンマーク人のセンターフォワードは、すでに1得点2アシストをマークしている。また、昨シーズンはスコアラーポイント29点と18点を挙げ、クラブの昇格に大きな役割を果たしたJannik RocheltとManuel Feilの2人がFaghirをサポート。さらに、 Paul Stock (TSV Steinbach Haiger)とDominik Martinovic (Waldhof Mannheim)も新たに加入している。

 

攻撃的なチーム

Horst Steffen監督のチームは戦術的にも適応力がある。主なシステムは4-2-3-1だが、4-4-2に変更することも可能で、これまでのところはPaul Stockが出場するかどうかでシステムを変えている。また、ドイツ杯のMainz戦では3バックも起用。基本的にSteffen監督は攻撃的なサッカーを繰り広げてくる。

そして、改装工事を行なっていたホームスタジアムであるURSAPHARM-ArenaにDFLから許可が降りたことで、Elversbergにとってはフォルトゥナとの試合が”初めての”ホームゲームとなる。一方で、実はフォルトゥナがElversbergに乗り込むのは今回が初めてではない。1999/2000シーズン、両チームはレギオナルリーガで対戦しており、そのシーズンの戦績は0-0と1-3だった。だからこそ、フォルトゥナは前節喫したシーズン初黒星のリアクションを見せるだけでなく、 SV Elversbergを相手に初勝利を収めたいところだ。