第3節・Fortuna Düsseldorf vs SC Paderborn

フォルトゥナがSC Paderbornに1-2で敗戦

土曜日の午後、フォルトゥナはSC Paderbornに1-2で敗戦を喫した。試合は相手のFlorent Muslijaに先制点を奪われ、後半にJordy de Wijsの得点で同点に追いつくも、その2分後に再び失点。そこからDaniel Thioune監督率いるチームは怒涛の攻撃を仕掛けたものの、最後まで得点を奪うことができず苦い黒星を喫した。

スターティングメンバー：ここまでのリーグ戦と同じメンバーが先発

Daniel Thioune監督はHertha BSC戦、FC St. Pauli戦と同じ先発メンバーでSC Paderborn戦に臨むことに。これにより、ゴールキーパーFlorian Kastenmeierの前に Matthias Zimmermann、Jordy de Wijs、Andre Hoffmann、Nicolas Gavoryの4バックが並び、中盤にはMarcel Sobottka、田中碧、アペルカンプ真大。そして最前線にFelix Klaus (右)、Emmanuel Iyoha (左)、Daniel Ginczek (中央)が入る形でキックオフを迎えた。

 

前半：Muslijaの先制点

試合立ち上がり、相手に最初のチャンスをものにされてしまう。Laurin CurdaのロングボールからDavid Kinsombiにフォルトゥナの左サイドを抜け出されると、そこからのラストパスに最後はゴール前でFlorent Muslijaに合わせられ0-1に (5分)。さらに、Kimberly Ezekwem (10分)やMuslija (14分)にシュートを放たれるも、ここはフォルトゥナの守護神Kastenmeierが立ちはだかる。18分にはコーナーキックからJannis Heuerに頭で合わせられるも、Gavoryが身体を張ってブロック。試合序盤はPaderbornがゲームの主導権を握り、フォルトゥナは中々流れを掴むことができない。

 

アペルカンプに2度のチャンス

それでもフォルトゥナが徐々にペースを掴み、攻撃を仕掛けていく。左サイドを突破したIyohaからの折り返しにアペルカンプがダイレクトでシュートを放つも、ここは相手GKがキャッチ (30分)。その直後には、Klausがヘディングで狙うも、このシュートはゴールの僅か左へ (31点目)。さらに39分、再びアペルカンプにチャンスが訪れるも、最後のシュートはゴールの上を越えていく。一方、SCPは素早いカウンターから追加点を狙いにくる。前半終了間際、カウンターアタックからSirlord Contehにシュートを放たれるも、Kastenmeierが好セーブを見せ相手に追加点を与えない (45分+2分)。

De Wijsの同点弾、Contehの勝ち越しゴール
後半に入ると、フォルトゥナがPaderbornを相手陣地へ押し込んでいく。すると57分、アペルカンプのコーナーキックからDe Wijsがヘディングでゴールネットを揺らし、試合は振り出しに。しかし、残念ながらその歓喜は長く続かない。同点弾から僅か2分後、追加点を狙うために前がかりになったところを突かれ、再びカウンターアタックから失点を喫し、またもやリードを奪われてしまう (59分)。

 

フォルトゥナが怒涛の攻撃を仕掛けるも得点を奪うことはできず

後半最後の30分間はフォルトゥナがゲームの主導権を握り、次から次へと攻撃を仕掛けていく。 Zimmermannのミドルシュート (66分)、アペルカンプの直接フリーキック (76分)、さらに交代交代で入ったVincent Vermeijがヘディングシュートを狙うも (80分)、どれもゴールの枠を捉えることができない。さらに83分には、セットプレーからフォルトゥナが3本立て続けにシュートを放るも、ここも相手DFの堅い守りを崩すことができない。そして後半ロスタイム、Ísak Bergmann Jóhannessonの素晴らしいループパスを受けたJamil Siebertがゴール前で放ったシュートは、惜しくも相手GKの正面へ (90分+4分)。このまま最後まで相手のゴールネットを揺らすことができず、フォルトゥナは2023年初となるホームでの黒星を喫した。

 

来週はElversbergとのアウェー戦

フォルトゥナは来週 (8月26日)、ザールランドへ向かい、アウェーにて13:00キックオフでSV Elversbergと対戦する。