第33節・Fortuna Düsseldorf vs Hannover 96
3-3!Hannoverとの一戦は引き分けでタイムアップ
Merkur Spiel-Arenaで行われた今季ホーム最終戦では、再びエキサイティングな試合が繰り広げられた。フォルトゥナとHannover 96の一戦は、フォルトゥナ側はFelix KlausのドッペルパックとDaniel Ginczek、Hannover側はCedric Teuchert、Louis Schaub、Maximilian Beierが得点をマークし、3-3の引き分けでタイムアップを迎えた。
スターティングメンバー:2つのポジションを変更
Daniel Thioune監督は、前節引き分けたSt. Pauliとのアウェー戦から2つのポジションを変更して今季ホーム最終戦に臨むことに。Daniel GinczekとJordy de Wijsに代わり、Fernandes NetoとNikolas Gavoryが先発出場。これによりフォルトゥナは3バックではなく、4バックのシステムでキックオフを迎えた。なお、ここ最近怪我で離脱していたMarcel Sobottkaは、今週チーム練習には復帰したものの、まだ試合には欠場することとなった。
前半:TeuchertとSchaubの得点でHannoverがリード
試合立ち上がり、20秒も経たないうちにフォルトゥナが最初のチャンスを作り出す。Matthias Zimmermannが右サイドを駆け上がりクロスを上げるも、ゴール前に走り込んだDawid Kownackiには後少しのところで合わず (1分)。その数分後には、左サイドを抜け出したEmmanuel IyohaのセンタリングにFelix Klausが合わせるも、ここは相手GKがセーブ (5分)。すると12分、Hannoverに最初のチャンスで先制点を奪われてしまう。Derrick Köhnからのラストパスに、最後はTeuchertにシュートをゴール右隅に流し込まれ、0-1に (12分)。さらにその10分後、相手に中央突破を許すと、Louis Schaubにゴールネットを揺らされ、リードを2点に広げられてしまう (22分)。
反撃の狼煙、フォルトゥナの猛攻
それでも、すぐにフォルトゥナが反撃を開始。30分、左からのコーナーキックに最後はゴール前でFelix Klausが豪快なシュートを突き刺し、1-2とする!続く32分には、Iyohaに追加点のチャンスが訪れるも、ここは相手DFが2人がかりでブロック。さらにその2分後には、またもやコーナーキックから今度はKownackiが頭で合わせるも、ゴールラインぎりぎりのところで相手DFにクリアされてしまう (34分)。すると反対に、前半終了間際にはピンチが訪れる。Köhnがゴール前フリーでボールを受け、放ったシュートはフォルトゥナの守護神が好セーブを見せ、相手に追加点を許さない (40分)。その後にも両チーム1本づつシュートを放つも、得点は生まれず1-2のままハーフタイムへ。
後半:Klausが2点目をマーク
後半に入り、前半終盤の勢いを取り戻すのに少し時間が必要だったものの、フォルトゥナが早い段階で試合を振り出しに戻して見せる。カウンターから、アペルカンプ真大がドリブルで持ち上がり、左サイドを駆け上がったGavoryへパス。そこからのクロスボールを、Klausがファーサイドで押し込み、2-2に (52分)!その直後、今度はGavoryが自ら得点を奪うチャンスが訪れる。アペルカンプがFernandes Netoとの壁パスで右サイドを突破し、マイナスに折り返すと、そこに走り込んだGavoryがダイレクトで狙うも、ここは相手GKの好セーブに阻まれてしまう (57分)。この時間帯は激しいせめぎ合いとなり、相手もすぐに反撃を仕掛けてくる。62分、Tim Oberdorfがボールを奪われると、SchaubからTeuchertと繋ぎ、そこからシュートを放たれるも、ここはKastenmeierが立ちはだかる。反対に、フォルトゥナはアペルカンプがゴールを狙うも、このシュートは相手GKが難なくキャッチ (65分)。
フォルトゥナが逆転、しかしHannoverに同点弾
続くチャンスはHannoverに。しかし、途中交代で入ったMaximilian Beierのシュートはゴールの枠を逸れていく (70分)。すると、フォルトゥナにこの試合最大のチャンスが訪れる。アペルカンプのスルーパスに抜け出したDaniel Ginczekが、相手GKと1対1の場面を迎えるも、シュートを打つ前に後ろから全力で戻ってきた相手DFのスライディングに阻止され、勝ち越しゴールを奪うことができない (73分)。そして、この試合がホーム最終戦となるRouwen Henningsが途中交代でピッチに立つと、Merkur Spiel-ArenaのボルテージはMAXに。すると、この交代が後押しとなり、フォルトゥナが試合をひっくり返して見せる!ゴール前でHennings、Klausと繋いで、最後はGinczekがシュートをゴール右上に突き刺し、3-2に (77分)。しかし、試合はこのままでは終わらなかった。試合終了間際、Hannnoverにフォルトゥナの右サイドを崩されると、ペナルティエリア外からMaximilian Beierにゴールを決められ、3-3に (89分)。こうして試合は引き分けでタイムアップを迎え、お互いに勝ち点1を分け合う結果となった。
次節はKaiserslauternとのシーズン最終節
5月28日(日)に行われる第34節、フォルトゥナはアウェーにてKaiserslauternと対戦する (15:30キックオフ)。なお、最終節は全試合同時進行で行われることとなる。