95対96
対戦相手チェック:HANNOVER 96
5月21日(日)、Merkur Spiel-Arenaにてフォルトゥナの今季ホーム最終戦が行われる (13:30キックオフ)!前節、FC St. Pauliとのアウェー戦に引き分けたDaniel Thioune監督率いるチームは、今週日曜日にホームの観客の前でHannover 96を相手に勝ち点3獲得を狙う。そんなHannoverは現在8位に位置しており、何もプレッシャーもなくデュッセルドルフへやってくる。
不本意なシーズン
2022/23シーズンの終盤を迎え、Hannover 96にとっては昇格でも降格にも関わらない位置にいる。シーズン前半戦の終わりには5位につけ、昇格争いにも食い込める位置にいたものの、後半戦の序盤には11位にまで転落。一時は、3部リーグとの入れ替え戦圏内となる16位まであと7ポイントというところまで追い込まれていた。しかし、彼らはそこから立て直し、ここ最近の5試合で3勝を挙げたことでリーグ残留を確実なものにした。特に先週末には、リーグ首位のDarmstadtに2-1で勝利し、”Lilien”の後2節を残してのブンデスリーガ昇格を阻止。現在、96は勝ち点43ポイントで8位につけており、リーグ中堅でプレッシャーのないリーグ終盤を迎えている。それでもシーズン前、ニーダーザクセン州ではもっと大きな期待が寄せられていたことは言うまでもない。
異例のプロ選手
今シーズンからStefan Leitl監督がHannoverの指揮官を務めている。この45歳の監督は以前、SpVgg Greuther Fürthの指揮官を務めていた。そんなLeitl監督率いるチームの中で異例の経歴を持つプロ選手がHendrik Weydandtだ。27歳のストライカーは、ユースアカデミーセンターに所属したことがなく、19歳の時までクライスリーガ (8部リーグ)でプレーしていた。2018年にHannoverがこのストライカーと契約した当時、彼はレギオナルリーガ・ノルド (4部リーグ)のチームに所属していた。しかし、WeydandtはAndre Breitenreiter監督のもとで、すぐにプロとしてのキャリアを歩み出し、ブンデスリーガ初戦で初ゴールをマーク。しかし、Weydandtは先日、わずか5年間のプロ生活にピリオドを打つことを発表。 一方、チームのトップスコアラーはCedric Teuchertで、2022年にHannoverに移籍した26歳のアタッカーは、今シーズンすでに13得点 (16スコアラーポイント)を記録している。
Hannoverとの戦績はポジティブ
Hannoverの強みはデュエルの強さにある。今シーズン、リーグでHannoverよりデュエルの勝率が高いのはBielefeldのみとなっている。だからこそ今週日曜日、フォルトゥナに求められるのは競り勝つことだ。この試合に勝利すれば、Daniel Thioune監督にとってHannoverを相手に初の勝ち点3となる。Thioune監督は他のクラブの指揮官としても、まだHonnoverに勝利を挙げたことがない。一方でフォルトゥナはHannoverを相手にポジティブな成績を残しており、これまでの戦績はフォルトゥナが13勝7分11敗となっている。