第32節・FC St. Pauli vs Fortuna Düsseldorf
フォルトゥナがST. PAULIから勝ち点1を獲得
土曜日の夜に行われたフォルトゥナ対FC St. Pauliのトップゲームは、0-0のスコアレスドローでタイムアップを迎えた。全体的にはSt. Pauliが試合を優勢に進めたものの、フォルトゥナも敵地にて献身的なパフォーマンスを発揮。両チームともにクロスバーを直撃するシュートを放ったが、それ以外はお互いに決定的なチャンスは多く作り出すことができなかった。
スターティングメンバー:3つのポジションを変更
Daniel Thioune監督は、Holstein Kielとのホームゲームから3つのポジションを変更してこの一戦に臨むことに。これにより、Fernandes Neto、Nicolas Gavory、Kristoffer Petersonに代わり、Dawid Kownacki、Felix Klaus、Jordy de Wijsが先発に名を連ねた。フォルトゥナは3-5-2のシステムを起用し、Matthias Zimmermannが中央MFでプレー。
また、膝の怪我で離脱していたRouwen Henningsが復帰し、ベンチ入りを果たした。
前半:St. Pauliが試合の主導権を握る展開に
この試合、最初のチャンスを作り出したのはSt. Pauliだった。 コーナーキックのこぼれ球にJakov Medicがペナルティエリアの外からボレーで狙うも、このシュートはクロスバーの上へ (3分)。一方、デュッセルドルフも立ち上がりから積極的なプレーを見せ、前線からプレッシャーを掛けていく。両チームともに最初の10分間はほとんどシュートがなかったものの、そこからSt. Pauliが立て続けにフォルトゥナゴールに襲いかかる。しかし、Leart Paqaradaのフリーキックはゴールの右へ逸れ (11)、Jackson IrvineのヘディングシュートはFlorian Kastenmeierが良い反応を見せ、相手に得点を許さない (13分)。この時間帯は相手が試合の主導権を握り、フォルトゥナにとっては耐える時間が続く展開に。
Hartelのシュートがクロスバーを直撃
さらにSt. Pauliが猛攻を仕掛け、32分にはElias Saadにシュートを放たれるも、ここはゴール左へ逸れていく。前半終盤はフォルトゥナが徐々に流れを掴んでいく。しかし、次のチャンスは再び相手に訪れ、Marcel Hartelの放った強烈なシュートはクロスバーを直撃 (45分)。さらにその1分後には、Oladapo Afolayanのクロスに再びHartelが頭で合わせるも、ここはゴールの枠を捉えることができない (45分+1分)。こうして、スコアレスでハーフタイムへ。
後半:少ないチャンス
後半序盤は中盤での攻防が続き、お互いに多くのチャンスを作り出すことができない。54分、相手のキャプテンPaqaradaが狙った直接フリーキックは壁がブロック。一方、フォルトゥナもセットプレーからゴールを狙うも、アペルカンプ真大からのクロスは後少しのところでChristoph Klarerに合わず (57分)。 そこからは再びSt. Pauliにゲームの主導権を握られるも、フォルトゥナは堅い守備で決定的なチャンスを与えず、逆に良い守備から流れを掴んでいく。
Niemiecのシュートがクロスバーを直撃
68分、Daniel Thioune監督が最初の交代カードを切り、Daniel Ginczekに代えてJona Niemiecを投入。すると、この若手アタッカーがファーストプレーで魅せ、フォルトゥナがこの試合最大のチャンスを迎える。アペルカンプからのパスにNiemiecが右足を振り抜くも、このシュートはクロスバーを直撃 (69分)。さらに83分には、Kownackiからのパスに再びNiemiecが抜け出すも、最後のところで相手DFにブロックされてしまい、ゴールネットを揺らすまでに至らない (83分)。試合終盤、勝ち点で並び、なんとしても勝利が欲しい両チームは1点を奪いに猛攻を仕掛けるも、お互いに最後まで得点を奪うことができず、試合は0-0のスコアレスで勝ち点1を分け合う形となった。これで両チームの勝ち点は54ポイントとなっている。
次節はHannoverとのホーム最終節
来週日曜日は今季最後のホームゲーム!フォルトゥナはホームのMerkur Spiel-ArenaにてHannover 96を迎え撃つ (13:30キックオフ)。