TARGOBANKがフォルトゥナ・デュッセルドルフの新しい胸スポンサーに

メインスポンサーと5年契約で合意

来シーズンより、TARGOBANKがフォルトゥナ・デュッセルドルフの胸スポンサーを務めることが決定した。このスポンサーシップは5年契約となっており、4月末にフォルトゥナが発表した新しい戦略的方向性”Fortuna für alle”を共に実行していくこととなる。デュッセルドルフに本社を置くTARGOBANKは、フォルトゥナの新たな道を可能にする長期的な4つのパートナーのうちの1つとなっている。

TARGOBANKのCEOであるIsabelle Chevelard氏は、クラブとの提携について「デュッセルドルフは90年近く私たちの故郷です。ここに本社があり、多くの従業員がここで生活し、働いています。だからこそ、私たちはこの街のクラブと密接な繋がりを感じており、今回こうしてフォルトゥナが新たな道を歩むためにユニフォームの胸スポンサーとして協力できることを誇りに思ってます。私たちは企業として、社会に何かを還元する責任があります。できる限り多くの人が参加できるような形で関わっていきたいと考えています」とコメント。

 

また、Isabelle Chevelard氏は、TARGOBANKの親会社であるフランスの協同組合銀行Crédit Mutuel Alliance Fédéraleのイメージとも一致すると考えており、「親密さ、透明性、コミュニティは、私たちの会社において長い伝統です」と説明している。

 

TARGOBANKが新しい胸スポンサーを務めることで、またこの地域の企業がフォルトゥナの胸スポンサーを継続することとなる。フォルトゥナ・デュッセルドルフのAlexander Jobst会長は、「TARGOBANKがフォルトゥナの新たな道を長期的にサポートしてくれること、そしてデュッセルドルフのサッカーを再び多くの人が楽しめるようにするという我々の考えに共感してくれたことを嬉しく思います」と述べ、続けて「これはクラブ史上最大となる胸スポンサーの契約です。このことが新たな道への強さを示しています。なぜなら、”Fortuna für alle”は明らかに入場料を無料にする以上のものだからです。新しいスポンサーシップによる資金は、トップチームだけでなく、ユースアカデミーセンター、女子サッカー、デジタルインフラ、社会プロジェクト、そして街の大衆スポーツの促進にも使用していくこととなります。TARGOBANKは我々と共に信念を持って、長期的にこの道を歩んでくれるパートナーです。我々は最初の話し合いからそのことを感じていました」とコメント。

 

フォルトゥナ・デュッセルドルフは、将来的にホームゲームへの入場料を無料にするという目標に加え、新しい方法で得たスポンサー収入を別の形で使用していくことを発表。トップチームへの投資に加え、20％はユースアカデミーセンターと女子サッカーにあてられ、20％はデジタルインフラやアリーナに使用される。また、資金の10％は市内の大衆スポーツを促進し、ESGプロジェクトにも積極的に関わっていくこととなる。そして、クラブはファンも新たな道に積極的に参加できる機会をより多く設けることを明確にしている。TARGOBANKをはじめとする企業は、今後5年間、総額約4500万ユーロでフォルトゥナの新たな道をサポート。なお、胸スポンサーもこの契約の中に含まれている。