約10分間で3得点、NLZのパワー、素晴らしい記録
HOLSTEIN KIELとのホームゲームでの5つの要点をチェック
土曜日の午後、フォルトゥナがHolstein Kielを3-0で下し、再びホームでの強さを証明した。これにより、フォルトゥナは素晴らしい記録を更新。ここでは、そんなKiel戦での5つの要点をチェックしていく。
1.10分間で3得点をマーク
フォルトゥナとHolstein Kielの一戦、最初の15分間は互角の展開が繰り広げられていた。しかし、15分から24分までの間で、凄まじいゴールラッシュを目の当たりにすることに。フォルトゥナはこの約10分の間に、アペルカンプ真大、Andre Hoffmann、Daniel Ginczekの3人が得点をマーク。KielのMarcel Rapp監督は試合後のインタビューで、「0-1から0-3となった10分間がこの試合を決定付けました。我々はほとんど抵抗できず、相手に得点チャンスを作らせてしまいました。そして、彼らは自分たちの持つクオリティでそのチャンスをものにしました」とコメント。データとして、フォルトゥナは16分から30分にかけての時間帯で非常に多くの得点を奪っているという統計が出ており、Kiel戦で挙げた2点を含め、この時間帯で挙げた得点数 (12得点)はリーグでもトップの数字となっている。
2.ホームでの記録を更新
フォルトゥナがホームで強さを発揮し続けている!”Störche(コウノトリ)”ことKielから勝ち点3を奪ったことで、フォルトゥナはホーム3連勝を記録。また、2023年はまだホームで無敗をキープしている。デュッセルドルフが最後にホームで敗戦を喫したのは、2022年11月11日 (1-2で敗れたKaiserslautern戦)に遡る。それ以来、8試合の戦績は5勝3分となっている。
3.ドッペルスコアラーが2人
アペルカンプ真大とDaniel Ginczekの両選手が2得点に絡む活躍!15分、GinczekはEmmanuel Iyohaのセンタリングを頭で逸らし、アペルカンプの先制点のアシストをマーク。その4分後、今度はアペルカンプがコーナーキックからAndre Hoffmannの追加点をお膳立て。これでアペルカンプは今季9アシスト目を記録。そして、GinczekはIyohaが獲得したPKのキッカーを務めると、このPKをしっかり決め、アシストだけでなく自らもゴールをマークした。
4.NLZのパワー
Kielとのホームゲームには、アペルカンプ、Iyoha、Fernandes Neto、Tim Oberdorfと、フォルトゥナのNLZ (ユースアカデミーセンター)出身の選手4人が先発に名を連ねた。アペルカンプの活躍はすでに知られているが、KSC戦で初スタメンとして出場した現在17歳のNetoは、2試合連続で先発メンバーに名を連ね、今回も良いプレーを披露。また、負傷したMarcel Sobottka (肉離れ)に代わって先発出場したOberdorfは、ヤングスター2人のすぐ後ろで中盤を支え、主に守備面で自らの役割をしっかりと果たした。26歳のOberdorfがこの試合で記録した走行距離は11.8kmで、デュエルにも12回の勝利。ちなみにこの数字は、どちらもフォルトゥナの選手の中で最高記録となっている。
5.素晴らしい雰囲気
Kielとの試合前、アリーナの南スタンドに掲げられた素晴らしいコレオが再び注目を集めた。”Spürst du den Atmen der Stadt (街の鼓動を感じるか)”、”In den Vierteln auf der Straße schlagen unsere Herzen für dich (この街のいたるところで我々の心はあなたとともに鼓動している)”という言葉が書かれたバナーが掲げられ、南スタンドは赤と白の旗で埋め尽くされた。このコレオとサポーターの熱はすぐにアリーナ中に広がり、Merkur Spiel-Arenaに集まった29,000人以上のファンが全力の声援で90分間に渡り素晴らしい雰囲気を作り出し、チームに大きなパワーを送った!