今季3度目の対戦

対戦相手チェック：1.FC NÜRNBERG

4月22日(土)、フォルトゥナはファンと共にFrankenlandへ向かう。そこでDaniel Thioune監督率いるチームは、”Clubberer”こと1. FC Nürnbergと今季3度目の対戦に臨む。ちなみに今シーズンの前半戦、そしてドイツ杯第3回戦ではNürnbergに軍配が上がっていた。

攻撃面に問題抱え降格争い

Nürnbergは決して楽なシーズンを送っているわけではない。ブンデスリーガを創設した当時のメンバーであるこのチームは、現在2部リーグの14位に位置しており、3部リーグとの入れ替え戦に進む16位と僅か3ポイントしか差がない。また、ここ数週間はドイツ杯の準々決勝を含め、直近の5試合で未勝利が続いている。先週土曜日にはHolstein Kielを相手に1-2で敗戦。その前のKSC戦では、ラストミニッツゴールでなんとか引き分けに持ち込み、勝ち点1を獲得していた。そして、このゴールを決めたのが”Culb”のトップスコアラーであり最多得点者であるKwadwo Duahだ。彼は今シーズンここまで9得点を挙げているのに加え、PaderbornのSirlord Conteh、BielefeldのBryan Lasmeに次いで、リーグで3番目にスピードの速い選手となっている。それでもNürnbergは攻撃面に問題を抱えており、リーグ第28節を終えた時点で24得点しか奪えておらず、この数字を下回っているのはHansa Rostockのみ。Dieter Hecking監督がここ最近、4バックから3/5バックに変更したのは、この攻撃面の改善が1つの理由かもしれない。

 

1人2役を務めるHecking

Dieter Heckingは2月中旬以降、クラブで2つの役割を務めている。2020/21シーズンからNürnbergのスポーツダイレクターを務めている58歳の彼は、2ヶ月前にMarkus Weinzierl監督が解任された後、シーズン終了までの暫定監督としてチームの指揮官も務めている。HeckingはNürnbergがまだブンデスリーガでプレーしていた2009年から2012年まで、すでにNürnbergの監督を務めていた経験がある。ちなみに、フォルトゥナに今季2勝していたWeinzierl監督は今シーズンすでに2人目の指揮官で、2022年10月まではRobert Klauß監督がチームの指揮をとっていた。

そんなチームは今週土曜日、ユース時代にフォルトゥナでプレーしたJens Castropを欠くことが決定している。今季ここまで28試合中26試合に出場している19歳のMFは、先週の試合でレッドカードを受けたことで、2試合の出場停止処分を受けている。

 

今季すでに2度対戦したチーム

フォルトゥナは今週土曜日に対戦するチームと今季すでに2度対戦している。ホームで行われた前半戦では0-1で敗北を喫し、ちょうど2ヶ月半前のドイツ杯では120分の激闘の末、PK戦にもつれ込み、最終的には3-5でNürnbergに軍配が上がっていた。ちなみに、フォルトゥナに勝利して次に駒を進めた”Club”は、準々決勝でVfB Stuttgartに敗れていた。フォルトゥナは土曜日、3度目の正直でなんとしても勝利を収めたいところ。その兆しは良好で、Daniel Thioune監督率いるチームはNürnbergに10ポイント差をつけているだけでなく、7試合連続無敗でMax-Morlock-Stadionに乗り込む。