堅い守備を武器に1部昇格?
対戦相手チェック:SV DARMSTADT 98
今週日曜日 (4月16日)、フォルトゥナは現在3連勝でリーグ首位に立つ”Lilien”ことSV Darmstadt 98をホームのMerkur Spiel-Arenaで迎え撃つ (13:30キックオフ)。ここではそんな第28節の対戦相手をチェックしていく。
今シーズン第12節以降、ブンデスリーガ2部で首位に立ち続けるDarmstadtは現時点で勝ち点58ポイントを獲得しており、2位につけるHSVと5ポイント差があるため、今週日曜日に黒星を喫しても首位であり続けることは間違いない。2017年に2部へ降格した”Lilien”は昨シーズン、ラスト2試合で昇格圏内から滑り落ち、4位でシーズンを終えていた。そんなチームが今年こそは1部昇格を狙っている。
堅い守備
これは昇格候補のチームとしては異例のことだが、”Lilien”は今季ここまで得点数が比較的少なく、43得点と攻撃力に関してはリーグ6位となっている。しかし、彼らの強みは堅い守備にある。第27節が終わった時点での失点数は僅か22失点でリーグトップの守備力を誇り、その内の11試合は無失点に抑えている。さらに、Darmstadtの特徴はセットプレーで (すでに13得点をマーク)、特にコーナーキックからは計9得点を奪っている。ただ不思議なことに、チームの走行距離 (16位)やスプリント回数 (18位)などでは、リーグでも下位に位置している。
不動のエースストライカー
Darmstadtで必ずと言っても良いほどピッチに立っているのがエースストライカーのPhillip Tietzだ。25歳のセンターフォワードはチームで唯一、今季ここまでの27試合すべてに先発出場しており、リーグ全体で見てもTietzより試合出場時間が多いのは14人のみとなっている。さらに8得点をマークしている彼は、チームの最多得点者でもある。得点ランキングでは12位と決して高くはないが、Darmstadtは攻守に渡り全体として役割のバランスが取れているチームとなっている。
好調なチーム同士が激突
今週日曜日の午後には、現在好調な2チームが激突する。両チームともに直近の5試合で勝ち点9ポイントを獲得しており、フォルトゥナは2勝3分と5試合無敗キープしている。一方、Darmstadtはこの5試合で2敗を喫したものの、直近の3試合で3連勝を記録。これまでの直接対決の戦績ではデュッセルドルフが優勢で、フォルトゥナが19試合中11勝を収めている。しかし、昨年10月に行われた前半戦では、Darmstadtにアウェーにて0-1で敗れていた。