第26節・Fortuna Düsseldorf vs Hamburger SV
HSVとの上位直接対決は2-2の引き分けに
金曜日の夜、Merkur Spiel-Arenaでは白熱した戦いが繰り広げられ、フォルトゥナとHamburger SVの上位対決は2-2の引き分けでタイムアップを迎えた。試合はLaszlo Benesに先制点を奪われるも、Dawid KownackiとFelix Klausのゴールでデュッセルドルフが逆転に成功。しかし試合終盤、KlalerのオウンゴールでHSVに追いつかれ、最終的には勝ち点1を分け合う形となった。
スターティングメンバー:Rostock戦から2つのポジションを変更
Daniel Thioune監督は、前節のRostock戦から2つのポジションを変更してHSVとのトップゲームに臨んだ。前節の試合はイエローカードの累積で出場停止となっていたMarcel Sobottkaが先発に復帰し、現在負傷しているキャプテンAndre Hoffmannに代わり、Jordy de Wijsがスタメンに名を連ねた。また、これまで長期離脱となっていたTim OberdorfとNicolas Gavoryが試合メンバーに復帰を果たした。
前半:素晴らしい雰囲気の中、21分間で2得点
この試合の立ち上がり、フォルトゥナにとって理想的とは言えない展開となる。3分、Jordy de Wijsがペナルティエリア内でRobert Glatzelを倒してしまいPKを献上すると、一度はFlorian Kastenmeierがセーブしたものの、こぼれ球をLaszlo Benesに詰められ0-1に (5分)。それでもフォルトゥナはすぐに切り替え、立て直しを図る。14分にはRouwen Henningsが最初のシュートを放つも、ここはゴール右へ。それでもその数分後、Felix KlausのコーナーキックにDawid Kownackiが頭で合わせ、ゴールネットを揺らして試合を振り出しに戻して見せる (21分)。
フォルトゥナが逆転
前半はそこから互角の展開が続くも、28分にMerkur Spiel-Arenaがこの日2度目の歓声に沸く。KlarerのロングボールをHenningsが逸らし、相手DFラインの裏に抜け出したFelix Klausが相手GKと1対1の場面を迎えると、最後はしっかりとファーサイドへ流し込み、フォルトゥナが逆転に成功!この得点とスタンドの熱狂的な雰囲気に後押しされ、Daniel Thioune監督率いるチームはさらに自信に満ちたプレーを発揮。フォルトゥナはさらに追加点を狙いに行くも、Matthias Zimmermannのラストパスは相手GKに阻まれ、Michal KarbownikのクロスにHenningsが狙ったヘディングシュートはGK正面へ。一方、前半終了間際にはHSVのストライカーであるRobert Glatzelが立て続けにチャンスを迎えるも、最初はヘディングは上手くミートせず (38分)、その直後に放ったシュートはKastenmeierがセーブ (39分)。前半のラストプレーではフリーでヘディングシュートを放つも、これはゴールの上を越えていく (45分+2)。
後半:Klarerのオウンゴールで同点に
後半立ち上がりはHSVが流れを掴み、ゲームの主導権を握る。それでもフォルトゥナはカウンターアタックで相手ゴールに迫り、51分にはKlausがドリブルで仕掛けシュートを放つも、惜しくもゴールの枠を捉えることができない。また、前半同様に中盤では激しい攻防が繰り広げられ、ゲームはファウルの多い展開に。HSVはBakery Jattaを右サイドハーフで起用し、フォルトゥナの左サイドバックMichal Karbownikに高い位置を取らせない。そんな中、Sonny Kittelが危険な位置から直接フリーキックを狙ってくるも、ここはフォルトゥナの守護神が好セーブを見せ、ピンチを逃れる (71分)。しかしその直後、KittelにフォルトゥナのDFラインの裏に抜け出されると、最後まで粘ったKlarerのクリアボールが自陣のゴールネットを揺らしてしまい2-2に (75分)。78分にはKittelが追加点を狙うも、このシュートは僅かにゴール左へ逸れていく。
フォルトゥナに多くのチャンス
こうして試合は同点のまま最終局面へ入り、スタジアムの雰囲気も最高潮に。84分、負傷交代を余儀なくされたKlarerに代わり、TIm Oberdorfがピッチへ。その直後、NiemiecからのラストパスにKownackiが放ったシュートは相手DFがブロック (85分)。すると89分、相手DFのJavi MonteroがKristoffer Petersonを後ろからの危険なタックルで止め、この日2枚目のイエローカードを受けて退場処分となる。これで数的優位となったフォルトゥナは猛攻を仕掛け、立て続けにチャンスを作り出す。まず、前線でボールを奪ったKownackiがロングシュートを狙うも、ここはすぐに戻った相手GKが阻止 (90分+1)。ロスタイム3分には途中交代で入ったDaniel Ginczekがキーパーと1対1の場面を迎えるも、最後のところでセーブされ、ゴールネットを揺らすまでには至らない。そして最後、Oberdorfがゴールまで約30mの距離から放った強烈なミドルシュートは惜しくもゴールの数センチ右へ (90分+5)。試合は2-2このままタイムアップを迎え、チームは非常に気持ちの入ったパフォーマンスを発揮したものの、フォルトゥナにとっては残念な勝ち点1のみの獲得となった。
次節はBielefeldとのアウェー戦
イースターの週末 (4月9日(日)、13:30キックオフ)、フォルトゥナはBielefeldとのアウェー戦に臨む。なお、今日のHSV戦で今季5枚目のイエローカードを受けたHenningsとde Wijsは、次節のBielefeld戦には累積出場停止となる。