3位 vs 4位のトップゲーム

対戦相手チェック：Hamburger SV

フォルトゥナ対HSV - この一戦は間違いなく注目の集まる試合になる。今シーズンの前期も49,000人以上のファンがHamburgのVolksparkstadionに足を運んでいた。そして今週金曜日 (3月31日、18:30キックオフ)、現在3位と4位の直接対決となるトップゲームは、すでにチケットが完売となっており、満員のMerkur Spiel-Arenaで開催されることとなる。

HSVは第25節を終えた時点で、勝ち点49ポイント獲得で3位に位置しており、フォルトゥナとの勝ち点差は7ポイント。2018年の夏から2部リーグでプレーしている”Rothosen”ことHSVは、毎年ブンデスリーガ復帰を目標に掲げて戦っている。 しかし、これまでの5年間 (入れ替え戦でHertha BSCに敗れた2021/22シーズンを除いて) Hamburgは常に2部リーグ4位でシーズンを終えていた。彼らは今季も再び1部リーグ復帰への決意を示しているが、最近はその勢いがやや失速しており、直近ではKarlsruhe戦 (2-4)、Kiel戦 (0-0)と、未勝利が続いている。不調が続いているとは言え、フォルトゥナが金曜日に対戦する相手は、リーグでも圧倒的なポゼッション率 (59％、リーグトップ)とパス成功率 (85.8%、同じくリーグトップ) を誇るチームだ。

 

エースストライカー：Robert Glatzel

Tim Walter監督率いるチームは、これまで46得点を記録しており、リーグで3番目の攻撃力を持っている。その攻撃の中心となるのが、身長1.93mのエースストライカーRobert Glatzelだ。29歳のCFが今季ここまで放った90本というシュート数は、リーグでもトップの数字となっており、この内ゴールネットを揺らした16点という数字も、HeidenheimのTim Kleindienst (19点)に次ぐリーグ2位となっている。Glatzelは今シーズンここまで全試合に出場しており、金曜日の夜も間違いなくピッチに立つだろう。一方で、キャプテンのSebastian Schonlauは、前節の試合で5枚目のイエローカードを受けたため、フォルトゥナとの試合には累積で出場停止となる。Schonlauは2021年にHSVに加入して以来、5試合しか欠場していない選手で、Walter監督はキープレーヤーの1人を欠くこととなる。

 

Thioune監督にとっては古巣対決

チケットが完売となり、約51,200人の観客の前で行われる特別な一戦。また、この一戦は別の意味でも特別な試合で、フォルトゥナの指揮官であるDaniel Thioune監督にとっては古巣対決となる。Thioune監督はフォルトゥナの指揮官に就任する前、2020/21シーズンにはHSVの指揮官を務めていた。Thioune監督率いるフォルトゥナは、これまで2度HSVと対戦しており、2022年の3月に行われたホームゲームは1-1、今シーズン前期はアウェーにて0-2で黒星を喫しているため、今回はなんとしても勝利を掴み取りたいところ。ちなみに、HSVはフォルトゥナとの試合でHamburger SV Supporters Clubの30周年を記念した特別ユニフォームを着用することとなっており、同じくフォルトゥナもHSV戦から第30節までは”Persil”のロゴが入った新ユニフォームを身に纏って戦うこととなる。