バルト海でのアウェー戦へ
対戦相手チェック:FC Hansa Rostock
先週土曜日、ホームにて1. FC Heidenheimに引き分けたフォルトゥナが、今週日曜日(3月19日)にはバルト海沿いの街にあるOstseestadionでのアウェー戦に臨む (13:30キックオフ)。フォルトゥナとしては、降格の危機に瀕しているFC Hansa Rostockを相手に、なんとしても勝ち点を積み上げたいところだ。
降格の危機と攻撃力の問題
第24節を終えた時点で、FC Hansa Rostockは勝ち点25ポイントで14位につけており、降格圏内との差は僅か2ポイントと、現在降格争い真っ只中にいるチームの1つだ。今シーズンは主に8位から13位の間に位置していたが、ここ数週間Hansaは下位から抜け出せていない。そんな彼らの最大の問題点は、攻撃力にあると言えるだろう。シーズン後半戦は僅か2得点しか挙げておらず、今シーズン全体で見ても、24試合で僅か19得点しか記録できていない。それでも守備は堅く、チームにとって重要な守護神であるGKのMax Nolkeは、ブンデスリーガ2部で最も多くのシュートをセーブしたGKランキングで2位につけている。なお、前節のHannover戦では1失点を許し、1-1の引き分けでタイムアップを迎えていた。
2部リーグに復帰
3部リーグに9年間所属していたFC Hansaは、2020/21シーズンに念願の2部昇格を成し遂げ、2部リーグでの2021/22シーズンを13位で終えていた。そんなチームの指揮を執っていたJens Härtel監督は、2022年11月上旬で解任となり、11月からはWaldhof MannheimやViktoria Kölnでも指揮を務めた経験のあるPatrick Glöckner監督が就任。しかし、同監督はRostockの指揮官として未だホーム初勝利を待ち望んでいる。
Kai Prögerに注意
一方、フィールドプレーヤーで注意を払うべきなのはKai Prögerだ。 彼は第24節を終えた時点で6ゴール3アシストを記録しており、現在チームのトップスコアラーとなっている。この30歳のアタッカーが唯一ピッチに立たなかったのは、怪我により欠場した第17節の試合のみ。昨年の夏にSC PaderbornからフリーでRostockに移籍したPrögerは、今季Rostockで素晴らしい活躍を見せており、スコアラーポイントだけでなく、運動量も豊富で、リーグ全体を見ても彼よりスプリント回数が多い選手は3人しかいない (676回)。
戦績は互角
フォルトゥナとRostockの戦績は全くの互角で、これまでの19試合の結果は6勝7分6敗となっている。ちなみに、デュッセルドルフのホームで行われた前半戦は、フォルトゥナが3-1で勝利を収めていた。