Bericht

2023/02/17 | ニュース

中央大学がフォルトゥナで1週間の研修プログラムを実施

フォルトゥナのカレッジパートナーがついに来独

フォルトゥナは2020年に中央大学とCOLLEGE PARTNER(カレッジパートナー)契約を締結。コロナ禍により、ここ2年間はオンライン・セミナーという形での開催を余儀なくされていたこの研修プログラムだったが、2023年、ついにデュッセルドルフでの現地研修が実現。1週間に渡り行われた研修プログラムは大成功を収めた。

フォルトゥナ・デュッセルドルフは更なる国際化に向けて、2020年4月1日に中央大学とカレッジパートナー契約を締結。このパートナーシップを通じ、最大で10人の学生がドイツで実施する1週間のプログラムに参加し、ブンデスリーガクラブであるフォルトゥナの内部で行われている活動を現場で体験する。

 

研修内容としては、クラブのフィロソフィーやマーケティング戦略、チケッティング、CSR活動、ファン対応、ユースアカデミーセンターについてなど、各部署の担当者から直接講義を受け、サッカークラブの経営における様々なノウハウを学ぶだけでなく、アリーナ見学やユースアカデミーセンター見学も開催し、週末にはホームゲーム (Sandhausen戦)を観戦するプログラムを用意。

 

今回の研修プログラムは、まずAlexander Jobst会長の歓迎の言葉でスタートし、初日にファン対応部署 (担当者:Kevin Hallebach)とセールス部署 (担当者:Daniel Schröer)の講義を受けた後、週末にはSV Sandhausenとのホームゲームを観戦 (2-0で勝利)。今週月曜日にはアリーナ見学とCSR部署 (担当者:Claudia Beckers) の講義を受け、火曜日にはFlingern Broichに足を運び、Frank Schaeferダイレクターからユースアカデミーセンター (NLZ)について学んだ後、2019年に創設されたフォルトゥナの新しいアカデミーセンターの施設を見学。そして最終日となった水曜日には、午前中にチケッティング部署 (Thomas Schröder)の講義を受け、午後にはグラウンドにて田中碧アペルカンプ真大、内野貴史と対面し、フォルトゥナグッズにサインをもらったり写真撮影を行う時間が設けられた。そして水曜日の夜、1週間の充実したプログラムを終えた中央大学の学生たちは、再び日本へと帰国した。

 

Alexander Jobst会長:

「中央大学の学生たちが初めてフォルトゥナを訪問できたことを大変嬉しく思います。これまでのワークショップはオンラインでの実施を余儀なくされたこともあり、今回ここデュッセルドルフで彼らを迎えることができたことに特別な喜びを感じています。田中碧が日本代表として活躍していることはもちろん、日本でフォルトゥナにこれほどまでの関心があるのは、我々にとって非常に素晴らしいことです。」

 

中央大学商学部、渡辺岳夫教授:

「中央大学は2020年にフォルトナ・デュッセルドルフとカレッジパートナシップを締結しました。しかし、2021年度と2022年度は、世界的なコロナ渦の拡大を受け、フォルトナのクラブ経営を学ぶための研修は、オンラインにならざるを得ませんでした。フォルトナ側の献身的なご協力のより、オンライン研修の内容は大変充実しておりました。しかし,中央大学の学生は、やはり渡独しての実地の研修を渇望しておりました。2023年にようやくそれが実現しましたが、その充実した研修内容は、事前に期待した以上のものであり、相当程度深いものでした。単にフォルトナのクラブ経営の実践を「知る」だけではなく、それをJリーグにおけるクラブ経営と比較して、その相違が生じる原因について探索することができました。その知見は、いずれ学生たちが、日本、そして世界のサッカー界、スポーツ界に羽ばたく際の大きな力となるでしょう。1週間に及ぶ研修において、多大なるご協力いただいたフォルトナ・デュッセルドルフの関係者の皆様には、心よりの感謝と御礼を申し上げたいと存じます。」

 

商学部3年生、西山蒼生:

「今回のドイツでの1週間は、後にも先にも私の人生で最も刺激的で重要な経験と出会いの連続でした。私は今就活生であり、正直、この時期に海外研修に参加することに一抹の不安もありました。しかし、今回、フォルトゥナ・デュッセルドルフの多大なる協力の下、現地で直接お話を伺えたことで、現場の空気感やクラブスタッフの価値観など目に見えない知識や経験にも触れることができ、本当に有意義な1週間でした。本講義にご協力して頂いたクラブの皆様には感謝してもしきれません。今回の経験を自分の人生に生かすことでいつか恩返しできるように頑張りたいと思います。本当にありがとうございました。」

 

商学部2年生、伊東周平:

「今回の研修ではドイツのプロスポーツチームの経営を通して、ドイツと日本での課題発見から解決に至る方法など様々な違いについて学ぶことができました。自分の価値観を広げる貴重な体験ができ、一生忘れられないものになりました。この研修で得たものを今後の活動に必ず生かしたいと思います。」

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