Bericht

2023/02/08 | ニュース

ドイツ杯・ラウンド16 / 1. FC Nürnberg vs Fortuna Düsseldorf

PK戦の末、1. FC NÜRNBERGに敗れドイツ杯敗退

ドイツ杯・ラウンド16で1. FC Nürnbergと対戦したフォルトゥナは、PK戦の末、4-6で苦い敗戦を喫した。試合は前半にDawid Kownackiのヘディングシュートで先制し、特に後半には多くのビッグチャンスを作り出したフォルトゥナだったが、試合終了間際に同点弾を奪われ延長戦へ。延長戦でもフォルトゥナが試合を優勢に進めたものの、試合は120分でも決着がつかずPK戦へ。そのPK戦は、残念ながらFCNにとって喜ばしい結果となった。

スターティングメンバー:5つのポジションを変更

Daniel Thioune監督は4-1で敗れたSC Paderborn戦と比較し、スタメンを5人変更してこの一戦に臨んだ。Michael Karbownik、Matthias Zimmermann (2人とも負傷)、Jordy de Wijs、Jorrit Hendrix、Kristoffer Petersonに代わって、Tim OberdorfEmmanuel Iyoha、Christoph Klarer、Dawid KownackiMarcel Sobottkaが先発で出場。フォルトゥナは3バックを起用し、IyohaとFelix Klausが両ワイドに入る形でキックオフを迎えた。

 

前半:SobottkaとTempelmannにチャンス

試合序盤、ファンはこの試合が2時間以上続くとは予想していなかっただろう。試合立ち上がりは大きなチャンスはなく、お互いに様子を伺う展開に。そんな中、フォルトゥナが最初のチャンスを作り出す。Rouwen Henningsのパスに抜け出したSobottkaがシュートを放つも、ここは僅かにゴールの枠を捉えられない (21分)。一方で、Nürnbergもすぐに反撃。Lino Tempelmannにペナルティエリア内からシュートを放たれるも、ここはFlorian Kastenmeierがスーパーセーブを見せ、ピンチを逃れる (26分)。30分には再びフォルトゥナの守護神がKwadwo Duahがミドルシュートをセーブし、相手に得点を許さない。

 

Kownackiの先制点

徐々にFCNが試合の流れを掴む中、Thioune監督率いるチームが先制点を奪って見せる。IyohaからのクロスにKownackiがヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らして1-0に (33分)。これがフォルトゥナに勢いをもたらし、それ以降はNürnbergを自陣のゴールから遠ざけることに成功。こうして、フォルトゥナが1点リードでハーフタイムへ。

 

後半:両チームにビッグチャンス

後半は立ち上がりからお互いにチャンスを作り出していく。まずは、またしてもKastenmeierが素晴らしい反応を見せ、Christoph Dafernerのヘディングシュートをセーブ (52分)。その3分後、今度はフォルトゥナに追加点のチャンスが訪れ、ゴール前でOberdorfからのパスを受けた田中碧が、そのままシュートに持ち込むも、ボールは僅かにゴールの上へ (55分)。一方のNürnbergもチャンスをものにできず、試合は一進一退の攻防が続く。

 

チャンスを作り出すも追加点が奪えないフォルトゥナ

フォルトゥナとしては、何度も作り出した追加点チャンスをものにしなければいけなかったと言わざるを得ない。アペルカンプ真大からボールを受けた田中が、低くて早い絶妙なボールをゴール前に送るも、ファーサイドでフリーだったKownackのシュートは上手くミートせず、相手GKの正面へ (60分)。その2分後には、再び田中のパスから決定的なシーンが生まれるも、Henningsがこのボールに上手く合わせることができない (62分)。さらには Andre Hoffmannのロングボールに抜け出したKownackiが、相手GKと1対1の場面を迎えるも、最後のシュートは惜しくもゴール左へ逸れていく (69分)。そこからはフォルトゥナが完全にゲームの主導権を握り、FCNをフォルトゥナゴールに近づけない。しかし、試合終了間際、Taylan Dumanに一瞬の隙を突かれ、放たれたシュートはChristoph Klarerに当たってコースが変わり、ゴールへ吸い込まれて試合は振り出しに (90分+3分)。

 

延長前半:Flickがゴールライン上でクリア

フォルトゥナは試合終了間際の失点に動じず、延長戦に入ってもチャンスを作り出し、途中交代で出場したJona Niemiec (U23所属、プロデビュー)とJorrit Hendrixが相手ゴールに迫る。92分、オランダ人MFが相手DFラインの裏に抜け出し、GKと1対1のシーンを迎えると、ループシュートでゴールを狙うも、相手DFのFlickがゴールライン上でクリア。その3分後には、フリーキックから最後はKlarerがヘディングで合わせるも、あと一歩のところでゴールには至らない (95分)。さらに104分、Hendrixが狙った直接Fkはクロスバーを直撃。

 

延長後半:ラストミニッツのレッドカード

延長後半はそこまで多くのチャンスは生まれなかったものの、最後の最後にヒートアップするシーンが。GinczekからのロングボールにNiemiecが抜け出し、決定的な場面を迎えるも、相手DFが後ろからレッドカード覚悟のファウル。これでFlickは退場処分に (120分+1分)。このファウルで得たフリーキックをGinczekが直接狙うも、ゴールの枠を捉えられず、勝負の行方はPK戦へ。

 

PK戦の末、ベスト16で敗退

そしてPK戦。先行のNürnbergはGeisが決めると、フォルトゥナもKastenmeierがしっかり決めて同点に。そして2本目、DumanのシュートをKastenmeierが一度はセーブするも、ゴールラインから前に出るのが早かったとして、このPKはやり直しに。すると、2度目のPKは成功。フォルトゥナは続くKlarerとHendrixが危なげなく決め、相手もJan GyamerahとChristopher Schindlerがゴールネットを揺らし、迎えたフォルトゥナの4人目。Niemiecのシュートは相手GKにセーブされ、PK失敗。そして、Nürnbergの5人目となるEric Shuranovに決められ、フォルトゥナは惜しくもドイツ杯ベスト16で姿を消すこととなった。

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