フォルトゥナがGRASHOPPERS ZÜRICHに1-0で勝利
トレーニングキャンプを勝利で締め括り
土曜日、フォルトゥナはスイスのGrashopper Club Zürichと120分間でテストマッチを実施。試合はMichal Karbownikの得点で1-0で勝利を収め、Marbellaでのトレーニングキャンプを良い形で締め括ることに成功した。
スターティングメンバー:フォルトゥナが再び3バックを起用
フォルトゥナは再び3-5-2のシステムを起用。GK Dennis Gorkaの前にMatthias Zimmermann、Jordy de Wijs、Christoph Klarerの3バックが並び、右にFelix Klaus、左にMichal Karbownik。そしてMarcel Sobottka、Elione Fernandes Neto、田中碧が中盤を構成し、最前線にRouwen HenningsとDawid Kownackiが入る形でキックオフを迎えた。なお、筋肉に問題を抱えるAndre HoffmannとRaphael Wolfは、この試合に欠場することに。
前半:Henningsにビッグチャンス
60分×2本で行われたGrashopper Club Zürichとのテストマッチ。試合序盤は中盤での攻防が続き、フォルトゥナがボールを保持しながらゲームを組み立てていくのに対し、Grashopperはラインを深く取り、非常にコンパクトな守備を見せる。そのため、この試合で最初のチャンスが訪れたのは26分になってからだった。フォルトゥナが前線で相手のビルドアップをインターセプトし、KownackiがHennningsにラストパス。ボールを受けたHenningsが、ゴールまで約17mの距離から右足でシュートを狙うも、相手GKのセーブに阻まれてしまう。
De Wijsがミスを自らカバー
一方で、その少し後には相手にチャンスが訪れる。最終ラインでJordy de Wijsが相手にボールを奪われ、シュートまで持ち込まれるも、オランダ人DFが自分のミスを素晴らしいブロックで自らカバー(28分)。さらに55分には、コーナーキックからそのDe Wijsがヘディングシュートを放つも、ここはゴールの上を超えていく。こうして、0-0のままハーフタイムへ。
後半:フォルトゥナの猛攻
Daniel Thioune監督は、後半からTim Oberdorf、アペルカンプ真大、Jorrit Hendrix、Kristoffer Peterson、Emmanuel Iyohaを投入。すると、フォルトゥナの動きが明らかにダイナミックになり、多くのチャンスを作り出していく。69分、Hendrixのスルーパスに抜け出したPetersonが相手GKを交わしにかかるも、ここはブロックされてしまう。その2分後、Hendrixが自ら狙ったシュートはクロスバーの上へ (71分)。さらにアペルカンプもゴールを狙うも、後少しのところでゴールネットを揺らすまでに至らない (73分)。
Karbownikの決勝ゴール
しかしその数分後、フォルトゥナが均衡を破って見せる。アペルカンプの素晴らしいスルーパスからKarbownikが抜け出し、最後はゴール前で相手DFと混戦になるも、一瞬の隙をつくシュートでゴールネットを揺らし1-0に (81分)。その後もフォルトゥナは、De WijsやPetersonがミドルシュートを放つなど、猛攻を仕掛けていく (87分 & 102分)。そして試合はこのままタイムアップを迎え、2時間に渡り無失点に抑えたフォルトゥナが1-0で勝利を収めた。