SKRZYBSKIがチームを牽引
対戦相手チェック:Holstein Kiel
先週、アウェーで2連勝を収めたフォルトゥナが、今週土曜日にも再びアウェー戦に臨む (13:00キックオフ)。Daniel Thioune監督率いるチームは北ドイツのKielへ向かい、ここ最近元フォルトゥナの選手が活躍しているHolstein Kielと対戦する。
絶好調のSkrzybski
最近のHolstein Kielを語る上で、欠かせない選手がSteven Skrzybskiだ。元フォルトゥナの選手であり、ベルリン出身の彼は、レンタル移籍で2020年1月から6月までフォルトゥナでプレーしていた。そんなSkrzybskiが今、絶好調をキープしており、今シーズンここまで9得点4アシストを記録し、現在ブンデスリーガ2部の得点ランキングで単独トップに立っている。また、今季まだ13節を終えた時点で、彼がこれまでのキャリアで今の9得点よりも多くゴールを奪ったのは1シーズンしかない (2017/18シーズンに2部リーグで14得点をマーク)。今季ここまでKielが挙げた全ゴールの半分以上に直接関与している29歳のアタッカーは、古巣であるフォルトゥナ相手にも容赦はしてこないだろう。
ここ4試合負けなし
”Störche”ことKielは、HSVとの北ドイツ対決に敗れ、ブンデスリーガから降格したArminia Bielefeldにも黒星を喫し、リーグのライバルであるEintracht Braunschweigとのテストマッチ (120分)に0-7で敗戦したことで一度は注目を集めた。しかしそれ以来、Kielは良い方向へ向かっており、10月は4試合無敗。ここ最近の試合では、ホームにて現在4位のHeidenheimに勝利を挙げただけでなく、リーグ首位のDarmstadtにも勝ち点を獲得している。
次はRapp監督の番?
近年、Holstein Kielの典型的な形とも言える状況が続いており、このクラブで成功を収めた比較的若い監督がビッグクラブへと移籍していっている。2018年、Kielがブンデスリーガ昇格を逃したことで、当時のMarkus Anfang監督は1. FC Kölnへ移籍。その後任としてKielの指揮をとったTim Walter監督も、1年間後にはVfB Stuttgartへ。ここ最近の例では、Kiel付近出身で、”Störche”のユースチームでも働いていたOle Werner監督が2021年秋に辞任し、後にWerder Bremenの指揮官に就任した。そして今、約1年間Kielの指揮をとっているのがMarcel Rapp監督だ。43歳の同監督は、TSG Hoffenheimのユースアカデミーセンターで監督としての一歩を踏み出し、Holsteinの監督としては40試合で平均1.43ポイントを獲得している。