ホームで快勝を収めたBIELEFELD戦では多くの初の出来事が
4-1で勝利を収めたARMINIA BIELEFELD戦での5つの要点をチェック
Daniel Thioune監督のもと、フォルトゥナがホームで圧倒的な強さを発揮していることはすでに知られているが、その中でもチームは常に新しい成功を収め続けている。4-1で勝利を収めたArminia Bielefeldでは、初めての出来事がいくつかあり、それがホームでの勝利に相応しい結果に繋がっている。
1.アペルカンプの初ドッペルパック
まだ投票は終わっていないものの、現在フォルトゥナアプリでのマン・オブ・ザ・マッチ投票では、アペルカンプ真大がダントツでトップに立っている。アペルカンプは前半に技ありシュートで先制点をマークし、後半立ち上がりには完璧なクロスで2-1と勝ち越した田中碧の今季初ゴールをお膳立て。それだけでなく、素晴らしいコンビネーションから華麗なループシュートで3-1となる追加点を上げ、圧巻のパフォーマンスを披露した。また、この21歳のMFにとって、フォルトゥナでプロ選手として1試合で2得点を決めたのは初めてのこと。これにより、アペルカンプは今季第10節を終えた時点で、すでに2021/22シーズン全体を通した得点数と同数となる3ゴールをマークしている。
2.キャプテンZimmermann
4-1で勝利を収めたArminia戦後、Zimmermannは「私は元々チームを牽引するタイプの選手なので、いつもとは違う感覚はありませんでした。今日もいつもと同じようにプレーしました」とコメント。初めてキャプテンとしてチームを率いたことについて、「とても光栄なことです」と述べた”Zimbo”は、ピッチの上で常にチームを鼓舞し、右サイドからは相手にほとんど何もさせず、初めてキャプテンマークを巻いた試合で素晴らしいパフォーマンスを発揮した。
3.Karbownikが初のスコアラーポイントをマーク
そんなMatthias Zimmermannの逆サイドで素晴らしいパフォーマンスを見せたのがMichal Karbownikだ。21歳のポーランド人サイドバックは、幾度となくBielefeldの選手をスピードで翻弄し、Emmanuel Iyohaとのコンビネーションで何度もチャンスを作り出した。そして、アペルカンプ真大の先制点が生まれたのも、Karbownikのクロスからだった。これでKarbownikはフォルトゥナで初のスコアラーポイントをマーク。これに対して喜びを見せた彼は、試合後のフォルトゥナTVのインタビューで3-1としたアペルカンプのスーパーゴールについて聞かれた際、「私は1-0としたゴールの方が素敵だったと思います」と笑って答えていた。
4.みんなが喜んだゴール
土曜日の夜、26歳のTim Oberdorfがプロ初ゴールをマーク。昨年の8月までレギオナルリーガ・ウェスト(4部リーグ)より上のカテゴリーでプレーしたことがなかったセンターバックが、また新たなストーリーを作ることに。試合後、この得点についてOberdorfは「Chris Klarerがスペースを作ってくれたので、私がゴールを奪うことができました」と振り返った。ちなみに、このセンターバックはフォルトゥナのU23チームで71試合に出場し、8得点をマークしていた。ここから、プロ選手としてもさらに多くの得点を奪ってくれることだろう。
5.新たにNLZから若手選手がデビュー
土曜日の午後、途中交代で出場した5人うち4人が、フォルトゥナのNLZ (ユースアカデミーセンター)出身の選手だった。Tim Oberdorfに並び、Elione Fernandes Neto、Tom Geerkens、そしてNiko Vukancicがピッチに投入され、20歳の DFにとってはこれがプロデビューとなった。試合終了間際、そんなVukancicの素晴らしいサイドチェンジから、Dawid Kownackiがチャンスを迎えたものの、最後のシュートは相手GKに阻まれ、惜しくもデビュー戦でスコアラーポイントを挙げるまでには至らなかった。ブンデスリーガ2部デビューおめでとう、Niko!