フォルトゥナとD.LIVEが共に省エネルギー対策を決定
MERKUR SPIEL-ARENAでのホームゲームにおける取り組み
フォルトゥナ・デュッセルドルフとD.LIVEが、フォルトゥナのホームゲームの会場となるMERKUR SPIEL-ARENAでの更なる省エネルギー対策を共に決定した。
これにより、お昼に行われる試合ではプロムナードの照明を点灯しないなどの工夫を凝らしていくこととなる。また、プロムナードエリアの換気ができなくなるものの、扉を開けることで十分な換気を可能にし、気温が高い場合でも冷房は使用しない。気温が低い場合には、ラウンジやオフィスの推奨温度を19℃に調整。さらに可能な限りの継続的な節約や省エネルギー対策を検討していくこととなる。
フォルトゥナ・デュッセルドルフのAlexander Jobst会長は、「我々はこの街で最大のクラブとして特別な責任を担っており、他の分野と同様に現在のエネルギー危機の中でも、この責任を積極的に果たしていきたいと考えています。そこで、我々はD.LIVEと協力し、ホームゲームを中心にさらなる節電対策を行うことに決定しました。また、現在の危機とは関係ないところでもエネルギーの消費を調査し、さらなる対策を講じていく予定です」と強調。
D.LIVEのCEOであるMichael Brill氏は、「我々は仲間であるフォルトゥナ・デュッセルドルフと共に、スタジアムでの更なる省エネルギー対策を決定しました。特に現在の危機的な状況において、我々は国家的なエネルギー安全保護に貢献する役割を果たしたいと考えています」とコメント。
すでに実施している対策
数週間前、フォルトゥナ・デュッセルドルフとD.LIVEはすでに共同で様々な省エネルギー対策を実施していくことを発表していた。プロムナードエリアにおいては気温の低い場合でも暖房を使わず、照明もほとんどをLEDに変更。これにより、電気を使わなければならない夜の試合でも、最大で50%の省エネを実現している。さらに、VIPラウンジやMERKUR Business Clubの室温にも調整を加えている。2023年夏には、グラウンドの照明の変更も行う予定で、これによって最大37%のエネルギー削減が見込まれている。