相性の良い相手、リーグトップの成績、2部残留が決定
3-0で勝利したERZGEBIRGE AUE戦での5つの要点をチェック
日曜日に試合終了のホイッスルが吹かれた後、フォルトゥナファンは少しの違和感を覚えたことだろう。フォルトゥナはErzgebirge Aueを相手に素晴らしいパフォーマンスを見せ、快勝を収めたにもかかわらず、他会場の結果よりFlingernの伝統クラブは来シーズンもブンデスリーガ2部で戦うことが決定した。ホーム最終戦で3-0の勝利を収めたAueとの一戦での5つの要点は以下の通り。
1.フォルトゥナの2部残留が決定
他会場でSpVgg Greuther FürthがPaderbornに敗北を喫していれば非常にエキサイティングな最終戦になっていたものの、Fürthが4-2で勝利を収めたことにより、フォルトゥナは1週間後に行われる直接対決で3位に浮上することができなくなった。これにより、フォルトゥナは来年もブンデスリーガ2部で戦うことが決定した。それでも最終節、VfL Bochum、Holstein Kiel、そしてFürthが上位争いを繰り広げる中、フォルトゥナはHamburger SVから4位を死守しなければならない。センターバックのChristoph Klarerは「最終的に我々の共通目標を達成できなかったことは、もちろん非常に残念です。これは、これまでの試合で勝ち点を取りこぼしてしまったせいです。しかし、我々は最後の試合を可能な限り良い結果で終え、サマーブレイクに入りたいと思います」とコメントしている。
2.得点力のあるMF
フォルトゥナはErzgebirge Aue戦、試合開始から18分でMFのアペルカンプ真大とMarcel Sobottkaの2人が得点を挙げ、勝利を手繰り寄せた。このゴールで両者ともに今季5ゴール目をマークし、中盤の選手としては素晴らしい記録となっている。なお、アペルカンプとSobottkaはクラブの得点ランキングで5位と6位にランクインしている。
3.相性の良い相手
フォルトゥナはErzgebirge Aueに過去6試合で6勝を挙げており、現在の2部リーグに所属するクラブでフォルトゥナが6連勝を続けているチームは他にない。日曜日の試合も前半戦同様、3-0での快勝を収めた。前半戦と後半戦を合わせて6-0で勝ち点6ポイント獲得という結果は、VfL Osnabrückとの対戦同様に今シーズン最高の記録を収めた相手となっている。
4.Kastenmeierがリーグトップの成績を記録
Erzgebirge Aue戦に3-0で勝利を収めたことで、Florian Kastenmeierが今季の無失点記録を11試合に伸ばした。そしてこれは2部リーグのGKの中でトップの成績となっている。その下にはBochumのManuel Riemann、RegensburgのAlexander Meyer、HeidenheimのKevin Müller、そしてPaderbornのLeopold Zingerleが10試合を無失点でKastenmeierの記録に続く。ちなみに今シーズン、フォルトゥナよりも失点が少ないのは、現在上位争いを繰り広げている3チームのみとなっている。
5.フォルトゥナがホームでの強さを発揮
最終戦でBochumとKiel (ホームゲーム16試合を終えた時点で共に勝ち点35ポイント獲得)に追い越される可能性はあるとしても、現時点でフォルトゥナはホームゲーム17試合で勝ち点37ポイントを獲得し、ホーム戦のみの順位で再び首位に返り咲いている。今シーズン、フォルトゥナはホームでの圧倒的な強さを発揮し、昇格を果たした2017/18シーズン(ホームで獲得した勝ち点34ポイント)よりも多くの勝ち点を掴み取っている。これは、2009/10シーズンを思い起こさせる。当時、フォルトゥナはシーズンを通してホームで1度も黒星がなく、ホーム戦のみでの順位では首位だったものの、アウェーで勝ち点を取りこぼしてしまったことにより、最終的に4位でシーズンを終えていた。