第33節・Fortuna Düsseldorf vs FC Erzgebirge Aue

フォルトゥナがErzgebirge Aueに3-0で勝利

2020/21シーズンのホーム最終戦、フォルトゥナはFC Erzgebirge Aueに3-0で勝利を収めた。前半にアペルカンプ真大とMarcel Sobottkaのゴールで2点のリードを奪ったフォルトゥナは、試合終了間際にKristoffer Petersonのい得点で試合を決定付けた。しかし、他会場でSpVgg Greuther FürthがSC Paderbornに勝利したことにより、勝ち点3獲得も入れ替え戦圏内である3位に入る可能性がなくなり、フォルトゥナの2部残留が決定した。

スターティングメンバー：3つのポジションを変更

Uwe Rösler監督は悔しい2-2の引き分けに終わったBraunschweig戦から3つのポジションを変更してこの一戦に臨んだ。Emmanuel Iyohaは2017年4月4日以来、初めての先発出場を果たし、Christoph Klarerと前節イエローカードの累積処分となっていたMarcel Sobottkaが先発に名を連ねた。これによりKownacki、Luka Krajnc、Edgar Pribがベンチスタートに。

 

前半：フォルトゥナが2得点

フォルトゥナはコンパクトで引いて守る相手に対し、試合開始と同時にゲームの主導権を握る。そんな中、序盤から猛攻を仕掛けるフォルトゥナが、この試合最初のビッグチャンスで先制点を奪ってみせる。Matthias ZimmermannのパスにFelix Klausが右サイドを抜け出しすと、そこから折り返したボールが相手DFに当たりアペルカンプ真大の元へ。このボールをアペルカンプが冷静にダイレクトでゴールネットに突き刺し先制点を挙げる(10分)。それでも攻撃の手を緩めないフォルトゥナは先制点を奪ったアペルカンプのクロスがディフェンダーに当たりファーサイドへ流れると、最後はSobottkaが押し込み2-0に(18分)。SC Paderborn戦で3-8の大敗を喫したことで守備が不安定になっていた相手に対しフォルトゥナが容赦無く襲いかかる。

 

その後は大きなチャンスなし

しかし、序盤に2点リードを奪った後は試合が少し落ち着き、”Veilchen”ことAueもこの試合最初のチャンスを作り出す。フォルトゥナの左サイドからクロスを上げられると、ファーサイドでPascal Testroetにヘディングシュートを放たれるも、ここはFlorian Kastenmeierが好セーブを見せ、コーナーに逃れる(32分)。その後は試合序盤よりも遥かに多くのボールを保持しながら様子を伺うフォルトゥナだが、アタッキングゾーンでの突破口を見出せない。こうして、2-0のままハーフタイムへ。

 

後半：数多くのチャンスを作り出すも決めきれず

本来であれば、後半の立ち上がりのチャンスで3-0にするべきだったかもしれない。Kevin DansoのロングスローからKlarerが逸らし、最後はSobottkaがシュートを放つも、ここは相手GKのMännelが立ちはだかる(47分)。その数分後、左サイドでボールを受けたIyohaが切り込んで放ったシュートは僅かにゴール右へ逸れていく(55分)。また、今度はAdam Bodzekがペナルティエリアの角からゴールを狙うも、キャプテンのシュートも僅かに枠を捉えられない(60分)。

 

Petersonがダメ押しゴール

3点目を奪いにいくフォルトゥナは67分、Matthias Zimmermannがミドルシュートを放つも、ボールはゴールの僅か左へ。しかし、Erzgebirgeにとってこの試合が順位に関係しないことから、全体的に見て後半は試合の激しさを欠く展開に。一方のフォルトゥナはフィニッシュの精度を欠く状態が続く。途中交代で入ったBrandon Borrelloがゴールを狙うも、Männelがこれを阻止(75分)。さらにMännelは試合終了10分前、Karamanのシュートに好セーブを見せるなど、なぜErzgebirgeのレジェンドと呼ばれるのかという理由を証明してみせる(79分)。しかしその5分後、Rouwen Henningsのスルーパスに抜け出したKristoffer Petersonが冷静にゴールネットを揺らし、3点目となるダメ押しゴールをマーク(87分)。こうしてフォルトゥナが今季ホーム最終戦を3-0の勝利で飾った。

 

最終節はFürthでのアウェー戦

5月23日(日)に行われる最終節、フォルトゥナはアウェーにてSpVgg Greuther Fürthと対戦する(15:30キックオフ)。今日、他会場でFürthがPaderbornに勝利したことにより、フォルトゥナは3位に入ることが不可能となったものの、Fürthにはまだ自動昇格の可能性が残されている。