フォルトゥナがFIFTYFIFTYと協力してFORTUNA AKTUELL #948を制作

CSRにフォーカスした印刷版を発行

最後に印刷版”Fortuna Aktuell”が発行されたのは、2020年9月末にフォルトゥナのホーム行われたWürzburger Kickers戦となっていた。しかし今回、フォルトゥナは非営利団体fiftyfiftyと協力して再び印刷版のFortuna Aktuell #948を発行し、ストリートマガジンfiftyfiftyの販売者によってデュッセルドルフに提供されることとなる。

内容的にも特別号となっており、ロングインタビューにはクラブの首脳陣であるKlaus Allofs役員(サッカー&発展、CSR、広報担当)が登場し、フォルトゥナのスポーツ状況を説明しているだけでなく、Flingernの伝統クラブにおける社会的責任についても語っている。また、その他のページではフォルトゥナがソーシャルパートナーと共に支援しているソーシャルプロジェクトを紹介している。

 

Klaus Allofs役員は「ここ最近、残念ながらアリーナでの試合に足を運ぶことができなかったという事実もあり、ファンの方々は何ヶ月もの間Fortuna Aktuellを手にする喜びを味わうことができませんでした。今回、fiftyfiftyと協力して再び印刷版を発行することができ、また同時に販売者をサポートすることができるのは素晴らしいことです」とコメント。

 

これは、fiftyfiftyの販売者にとってもコロナパンデミックにより低迷していた売り上げを再び伸ばすチャンスでもあり、fiftyfiftyの販売者であるMartinaさんは「私はフォルトゥナに心から感謝しています。我々ホームレスやfiftyfiftyの販売者は、コロナによる大きな影響を受けています。我々はただでさえ避けられる存在であるにも関わらず、人が少なくなってしまったことで売り上げがほとんどなくなってしまいました。Fortuna Aktuellはファンの皆さんが購入してくれると信じているからこそ希望の光になります」と述べている。

 

フォルトゥナとfiftyfiftyの結束にはすでに長い伝統がある。フォルトゥナはユニフォームを抽選でプレゼントしたり、ポスターキャンペーンで得た5万ユーロをfiftyfiftyに支援したり、街のツアー”Straßenleben(ストリートライフ)”に3回ゲストとして参加したり、販売者をすでに2度アリーナに招待するということなどを行ってきた。ちなみに、当時Fortuna Aktuell#919は路上でも提供されていた。

 

Fortuna Aktuell #948は、5月14日(金)よりJägerstraße 15にあるfiftyfiftyギャラリーと窓口で販売される。価格は2,40ユーロとなっており、この売り上げの半分は販売者に、そして残りの半分はfiftyfiftyの利益となる。また、今週の半ばからフォルトゥナのオンラインショップでファングッズをご購入いただいた方には、数量限定でこの特別号がついてくる。なお、フォルトゥナはこれまで通り、ホームゲームのErzgebirge Aue戦の前日である5月15日(土)に、次の対戦相手の情報を掲載したデジタル版を発行することとなる。