Bericht

2021/05/07 | ニュース

「自分たちの課題に集中する」

シーズン終盤に完全復帰を果たしたアペルカンプ真大にフォーカス

太ももの怪我により長い間辛い時期を過ごしたアペルカンプ真大は、Osnabrück戦で試合メンバーに復帰したものの出場時間は与えられなかった。それでも、St.Pauli戦とPaderborn戦に途中出場したことで徐々に試合感を取り戻した若きゲームメーカーは、劇的な勝利を収めた前節のKarlsruhe戦で後半ロスタイムに試合を決定付ける決勝ゴールを挙げ、正真正銘の完全復帰を果たしている。

前節、試合後のVIPトークに応じたアペルカンプ真大は、自身の決勝ゴールについて「本当にドラマチックでした。LeoからのクロスがファーサイドのEmmaに上がったのが見ええたので、今シーズンを通して監督からボックスに入っていくように指示されていた通り、エリア内へ走り込みました。クロスバーに当たったボールが私の下へ跳ね返って来たのはラッキーだでしたが、最終的に得点に繋がったことが重要です」とコメント。そして、途中交代で入った選手が結果を残したことに対しては「チームとして成功を収めたことはもちろんですが、EmmaとBrandonの活躍は特に嬉しいです。ご存知の通りEmmaにとって今シーズンは簡単なシーズンではなかったです。もし彼のボレーシュートが直接入っていたとしても僕は今と同じ喜びを感じていたと思います。また、Brandonのゴールも彼の努力が報われたゴールだと思うので非常に嬉しいです」とチームメイトの活躍にも喜びを見せた。

 

そんなアペルカンプは自身が怪我で離脱していた期間について、「今回の怪我は本当に辛い時期が続いて、個人的には大きいセットバックとなり、これがプロの世界なんだと改めて感じたことは確かです。しかし、今では今回この怪我を負ってしまったことをポジティブに思っています。その中で、家族、代理人、チームメイトたちの存在が大きな支えになりました。もちろんフォルトゥナのメンタルコーチであるAxel Zähleともたくさん話し合い、ネガティブに考えるのではなく、この怪我をポジティブに思えるようにサポートしてくれました」と述べており、二十歳にしてメンタル面でも非常に大きな成長を見せている。

 

今シーズン残り3試合での個人的な目標を聞かれた日本人MFは「残りのシーズンでの個人の目標は、怪我から復帰してこの前のKarlsruhe戦で得点をあげることができました。もちろん残りの全3試合ピッチに立ちたいと思っていますし、スタメンで出たいと思っています。怪我をする前に見せていた僕をもう一度ファンの皆さんに見せるためにも頑張ります」と意気込みを口にする。また、チームとしての目標に関しては、「もちろん他のチームの結果によりますが、まずは僕たちが自分たちの課題である3試合で勝ち点9を取ることに集中することが一番重要です」とコメントしている。

 

順位表を見ればわかるように、フォルトゥナは今シーズン残り3試合すべてに勝利することが必要となる。そんな状況の中で、アペルカンプの完全復帰がチームにとって大きなプラスになっていることは間違いない。今シーズンのラストスパート、大きな目標達成へ向けてチームの3連勝に期待が高まる。

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