多くの批判をかき消すゴール
フォルトゥナでの初ゴールを挙げたBRANDON BORRELLOにフォーカス
Karlsruher SCとの試合後、Brandon Borrelloについて話せることが山ほどある。一言で言うとするならば、シーズン前にSC Freiburgからフォルトゥナにレンタル移籍でやってきたオーストラリア人アタッカーが昨日、批判をすべてかき消すパフォーマンスを見せたと言うことである。
土壇場で劇的な勝利を収めたKarlsruher SC戦後、Brandon BorrelloはミックスゾーンにてフォルトゥナTVのインタビューに応じた。インタビューはチームメイトたちがこのオーストラリア人のパフォーマンスや2-1となるフォルトゥナでの初ゴールの祝福に訪れたため、会話は何度も中断されることに。そんな中、31歳のEdgar Pribは後ろの方から、「Brandonをあまり祝福しすぎないようにね」と笑いながら言葉をかけるシーンも見られた。これは、Borrelloがいかにチームメイトに愛されているかを証明している。
しかし、このサイドアタッカーはメディアや一部のサポーターから非常に批判的に見られていた。Uwe Rösler監督は試合後の記者会見で、「Brandonはメディアや一部のサポーターから多くの批判を受けていました。私はそれを理解することはできません。彼は絶対的なチームプレーヤーであり、素晴らしい人間性を持っています」とコメントしている。
このオーストラリア人選手は途中交代で出場してから約1分半後の73分、批判をかき消すゴールを挙げて見せる。Kenan KaramanからのクロスをRouwen Henningsが逸らしたところに走り込んだBorrelloが押し込み、フォルトゥナでの初ゴールをマークした。このゴールに関して25歳のBorrelloは「自分がゴールを挙げられたことは非常に嬉しいです。試合前に監督から積極的にボックスの中に侵入して行くように言われていました。ゴールのシーンではファーサイドにボールが流れ、私はそこへ走り込みました」と説明。また、ゴールパフォーマンスについては「家族が試合前にNintendo Switchの”Just Dance”をプレーしている動画を送ってきたもので、”ゴールを決めた時は私もこんな風に踊ってね”と言われていたんです」とコメントしている。
批判を受けても、Borrelloは決してサッカーの楽しさを失ってはいない。そして、このオーストラリア人がシーズン最終局面で重要な存在になる可能性は大いにある。Uwe Rösler監督は「私は彼を毎日見ています。彼は常に向上心を持っています。このようなパフォーマンスやトレーニングを続けていれば、彼がチャンスを得ることは確実と言えるでしょう」と述べている。