第28節・Fortuna Düsseldorf vs Karlsruher SC
アペルカンプのラストミニッツゴールでフォルトゥナがKarlsruheを撃破!
振替試合となった第28節のKarlsruher SC戦、フォルトゥナは後半ロスタイムに3-2となる勝ち越しゴールを挙げ、非常に貴重な勝利を掴み取った。 試合序盤にKevin Dansoのオウンゴールにより先制を許したものの、前半のうちにDawid KownackiのPKで同点に追い付くことに成功。そして、後半にBrandon Borrelloがフォルトゥナでの初ゴールを挙げでリードを奪うも、議論を呼んだPKをWanitzekに決められ再び試合は振り出しに。しかし、後半ロスタイムにラストプレーでアペルカンプ真大が3-2となるゴールを挙げたフォルトゥナが劇的な勝利を収めた。
スターティングメンバー:”Bodze”が先発に復帰
Uwe Rösler監督は1週間以上前に1-2で敗北を喫したSC Paderborn戦のスターティングメンバーから、2つのポジションを変更してこの一戦に臨んだ。Adam BodzekがセンターMFに入り、Felix Klausが右サイドハーフで先発。これにより、Brandon BorrelloとJakub Piotrowskiがベンチスタートとなった。
前半:フォルトゥナがプレッシャーをかけるも、Dansoのオウンゴールで失点
非常に良い立ち上がりを見せたフォルトゥナは試合開始直後から前線へ押し込んでいく。前半8分、Klausのグラウンダーの折り返しにKristoffer Petersonが走り込むも、シュートを上手くミートすることができない。その直後、反撃を仕掛けるKarlsruheに先制点を奪われてしまう。Marco Thiedeにゴール前へ鋭いクロスを入れられると、このボールが不運にもKevin Dansoに当たって自陣のゴールネットを揺らし0-1に(9分)。しかし、フォルトゥナはこの早い時間帯での失点に狼狽えることなく、再び攻撃を仕掛けていく。Marcel Sobottkaのシュートは相手GKのMarius Gersbeckにセーブされ、そのこぼれ球にEdgar Pribがゴールを狙うも、ゴールライン直前で相手DFにクリアされてしまう(13分)。
KownackiのPKで同点に
一方、Karlsruheも試合の流れを掴み始め、Marvin Wanitzek(15分)とPhilipp Hofmann(19分)にシュートを放たれるも、これはどちらのシュートもFlorian Kastenmeierの守るゴールを逸れていく。前半の中盤に差し掛かると、速いペースで進んでいた序盤のゲーム展開が少し穏やかになり、相手チームが守備を安定させたことでフォルトゥナは攻撃面で困難を強いられる。そんな中で迎えた33分、相手に当たったクロスボールがKlausの下へ流れると、Klausがペナルティエリア内でPhilip Heiseに倒されPKを獲得。そして、このPKをDawid Kownackiがしっかりと決めて同点に(35分)。その後は中盤での攻防が続き、1-1のままハーフタイムへ。
後半:前半とは違ったスタート
後半は前半と違って少し落ち着いた立ち上がりとなり、両チームともにお互いの出方をうかがう展開が続くも、攻撃の面で正確性を欠くシーンが多い展開となる。そこでUwe Rösler監督はEdgar PribとKownackiに代えてRouwen HenningsとKenan Karamanを投入(57分)。すると、フォルトゥナが再びプレッシャーを掛けていく。PetersonとLeonardo Koutrisのコンビネーションで左サイドを突破すると、最後はKoutrisがKlausへセンタリングを送るも、このヘディングシュートは相手GKにキャッチされてしまう(61分)。KarlsruheもThiedeがゴールを狙うも、ここはフォルトゥナのDFが体を張ったブロックで得点を許さない(65分)。
Borrelloが追加点を挙げるも、Wanitzekが同点に
そして73分、右からのクロスボールにHenningsがヒールキックで逸らすと、最後は途中交代で入ったBrandon Borrelloが押し込みフォルトゥナがリードを奪う。これでフォルトゥナの勝利するかと思った矢先、再び同点に追いつかれてしまう。ペナルティエリア内でLuka Krajncの手が相手のエースストライカーHofmannの顔面に当たったとして、主審のPatrick Alt氏はPK判定を下す(79分)。フォルトゥナとしては非常に納得のいかない判定となったものの、このPKをMarvin Wanitzekに決められ2-2に(80分)。なんとしても勝利が欲しいフォルトゥナは猛攻を仕掛ていく。86分、Rouwen Henningsがビッグチャンスを迎えるも、ここは相手GKが立ちはだかりゴールネットを揺らすまでに至らない。そして迎えた後半ロスタイム、アペルカンプ真大が劇的なラストミニッツゴールを挙げる。左サイドからのクロスボールにファーサイドでEmmanuel Iyohaがダイレクトで合わせると、このシュートがクロスバーに当たり、このこぼれ球をゴール前に走り込んでいたアペルカンプが押し込んでゴールネットを揺らす(90分+4分)。その直後に試合終了のホイッスルが鳴り、フォルトゥナがKarlsruheに3-2で非常に貴重な勝利を掴み取った。
次節は再びホームゲーム
フォルトゥナは次節、5月8日(土)にEintracht Braunschweigを再びホームで迎え撃つ(13:00キックオフ)。