唾液検査でドナー登録
血液がんに関するDKMSタイピング検査キャンペーン2021
血液がんと診断された人のショックは大きい。しかし、遺伝子上でタイプの合う血液を持つドナーが見つかれば、回復の可能性は十分に高まる。ドナーになる方法は簡単で、唾液検査でDNAを判定することで人の命を救うことができる。
ドナー登録は、白血病などの命を脅かす難病の治療の基礎となるものであり、1990年代に設立されて以来、常に拡張を続けている。現在この取り組みを行なっているDKMSは、広範囲に及ぶデータを入手しており、これにはフォルトゥナの選手、クラブ会員、ファンも貢献している。
フォルトゥナはドイツの21のサッカークラブの中で最初にDKMSと提携を結び、社会活動の一環として支援を行っているクラブの1つである。また、DKMSとはすでにいくつかの共同キャンペーンを実施している。
幹細胞が一致する血液を移植することで生存の可能性が高まるが、そのためには血液が一致するドナーを見つける必要がある。このドナー登録は、17歳から55歳までの健康な方であれば誰でも登録でき、より多くの人が登録することで血液がんに苦しむ人を救うことができる可能性が高まることとなる。
自宅で簡単に登録
しかし、大きなイベントの一環として行われることが多くなっていたタイピング検査キャンペーンは、現在のコロナパンデミックの影響により困難を余儀なくされている。例えば2019年、フォルトゥナはDEG、Panther、ART Giantsといった州都を拠点とする他の主要クラブと協力し、Borussia Düsseldorfの卓球の試合の一環として新たなドナーを募った。
しかし、自宅からでも登録ができる。DKMS.DE/REGISTERにアクセスし、ドナーになる条件に関する質問に答えて登録セットを注文。その後、綿棒で口腔粘膜を採取し、その綿棒を記入した同意書とともにDKMSに返送する。なお、このデータは匿名でグローバルガードボックスに保存される。
Thomas Röttgermann会長:
「全体的に非常にシンプルで、人の命を救うことができます。だからこそ、我々はフォルトゥナすべての人々にドナー登録を呼びかけ続けています」
また、ドナーに登録しているクラブのレジェンドAndreas ”Lumpi” Lambertzも、「私は誰かを救うためにドナーに登録しました。それに、いつ自分や自分の家族がこのような助けを必要とするかわかりませんからね」とコメント。
すでにフォルトゥナから多くの人が登録を済ませており、2回目のタイピング検査は必要ないものの、Thomas Röttgermann会長は「このテーマの重要性を常に指摘していきます。我々は人の命を救うことができるタイピング検査を全力でサポートしたいと思います」と強調している。
唾液検査を行い、ドナー登録にご協力お願いします!
詳しい情報はこちらから(ドイツ語)。