第30節・Fortuna Düsseldorf vs FC St. Pauli

連勝をキープ！フォルトゥナがST. PAULIに2-0で勝利

フォルトゥナが再び素晴らしいパフォーマンスを発揮！水曜日の夜、前半にFelix Klausの得点で先制し、後半開始直後にKevin Dansoが追加点を奪ったフォルトゥナが後半戦で圧倒的な強さを誇るFC St. Pauliを相手に2-0で勝利を収めた。

スターティングメンバー：Never change a winning team

Uwe Rösler監督は先週末のVfL Osnabrück戦に3-0で勝利したフォーメーションと全く同じメンバーでSt. Pauliとの一戦に臨んだ。これによりGK Florian Kastenmeierの前にはMatthias Zimmermann、Kevin Danso、Luka Krajnc、Leonardo Koutrisの4バックが並び、中盤にはキャプテンのAdam Bodzek、Marcel Sobottka、Edgar Pribを配置。そして、右サイドにFelix Klaus、左サイドにKristoffer Peterson、最前線にDawid Kownackiが入る形でキックオフを迎えた。

 

前半：圧力を掛けるSt. Pauli、フォルトゥナが先制

リーグ戦ここ11試合の内9勝を収めている”Kiezkicker”ことFC St.Pauliが、大きな自信を持ってこの試合に臨んでいることは試合序盤から見てとることができた。彼らはボールポゼッションをしながら試合の主導権を握り、フォルトゥナを自陣に押し込んでいく。Omar Marmoushがペナルティーエリア内から最初のチャンスを迎えるも、このシュートはKastenmeiersが足でブロック(14分)。そしてその後は相手がディフェンスラインでボールを回す時間帯が続く。そんな相手に対してフォルトゥナはしっかりと守備を固めて守り、カウンター攻撃を仕掛けていく。すると26分、そのカウンター攻撃からフォルトゥナが先制点を獲得する。ドリブルで駆け上がったKristoffer Petersonが相手DF2人を交して左足でシュートを放つと、一度は相手GKのDejan Stojanovicに阻まれるも、ファーサイドに詰めていたKlausが押し込み1-0に！

 

Klausのフリーキックは僅かに枠外

その直後、フォルトゥナに追加点のチャンスが訪れる！まず、Klausが21メートルの距離からフリーキックを狙うも、このシュートは僅かに左ポスト横へ逸れていく(31分)。その1分後、Sobottkaからの素晴らしいパスに抜け出したPetersonがゴールを狙うも、相手GKのセーブに阻まれていまう(32分)。しかし、全体的にフォルトゥナが先制点を挙げたことによりに試合の流れが明らかに変わる。さらにフォルトゥナが猛攻を仕掛けるも、Petersonのミドルシュートは枠を捉えられない(37分)。一方、St.Pauliも前半終了間際に攻撃を仕掛けてくるも、フォルトゥナが安定した守備でしっかりと守り切り、1-0でハーフタイムへ。

 

後半：Dansoのヘディングで追加点

前節のOsnabrück戦同様に、フォルトゥナは後半開始直後に追加点を挙げる！ PribのコーナーキックにDansoが頭で合わせ2-0に(48分)。確かにこのコーナーキックは実際、ゴールキックの判定であったため、フォルトゥナにとっては少しラッキーなゴールだったと言えるかもしれない。また、その数秒後には左サイドを駆け上がったKoutrisが更なる追加点のチャンスを迎えるも、再びStojanovicが立ちはだかりゴールには至らない(50分)。後半は明らかにフォルトゥナが試合を支配し、ダメ押しとなる3点目を奪いにいく展開に。すると今後は右サイドを突破したKlausからボールを受けたSobottkaが、ゴール上数センチを越えていく惜しいシュートを放つ(58分)。一方のSt. PauliはMarmoush(54分)とZalazar(64分)がシュートを試みるも、素晴らしい守備を見せるフォルトゥナの前に大きなチャンスを作ることができない。

 

フォルトゥナに数多くのチャンスが

そんな中、逆にフォルトゥナがチャンスを作り出す。72分、カウンター攻撃からPetersonが得意のドリブルで中に切れ込シュートを放つも、ここはゴール左へ大きく逸れていく。その数分後、Kownackiが角度のないところから強烈なシュートを放つも相手GKのセーブに阻まれる(76分)。さらに、途中交代で入ったアペルカンプ真大がペナルティエリア内フリーでボールを受け、ゴールまで数メートルの距離からシュートを放つも、これは惜しくも外側のサイドネットへ(78分)。多くのチャンスを迎えるも、なかなか3点目のゴールを奪うことができない。同じく途中出場でピッチに入ったRouwen Henningsは相手GKとの1対1のビッグチャンスを迎えたものの、ゴールネットを揺らすことができず(85分)。そんな中、”Kiezkicker”がフォルトゥナの固い守備の前に、一度だけ危険なシーンを作り出す。クロスボールにGuido Burgstallerがヘディングで合わせるも、Kastenmeierのワンハンドセーブで相手にゴールを許さない(86分)。こうして最後まで素晴らしいパフォーマンスを見せたフォルトゥナが、見事に3連勝を飾った。

 

次節はPaderbornとのアウェー戦

フォルトゥナは次節、4月24日(土)にSC Paderbornとのアウェーゲームに臨むこととなる(13:00キックオフ)。