BREMER BRÜCKEで勝利
OSNABRÜCK戦での5つの要点をチェック
アウェー2連勝となったOsnabrück戦には、いくつかの素敵なストーリーが含まれていた。後半に報われたDawid Kownackiのゴール、Adam Bodzekのベストスコア、Marcel Sobottkaの得点能力など、この一戦で際立った5つの要点を以下に記載していく。
1.前半にチャンスを逃したKownackiが後半に得点
日曜日の試合でDawid Kownackiはチームのために献身的なプレーを見せでいたものの、前半は相手GK Philip Kühnの前に苦戦を強いられ、彼にとって好調な日とは言えないスタートを切っていた。それでも後半、Kownackiはようやくゴールネットを揺らすことに成功する。ペナルティエリア内でKevin Wolzeに倒されPKを獲得すると、自らがこのPKをきっちり決めて2試合連続ゴールをマーク。このポーランド人アタッカーは前節のSV Darmstadt戦でも素晴らしいゴールを決め、アウェーでの勝利に貢献していた。Bremer Brückeでの勝利により、フォルトゥナはKownackiが得点を挙げたアウェーゲームでは必ず勝利するという、もう一つの記録を更新している。
2.Marcel Sobottkaが自身の得点記録を更新
68分、Marcel Sobottkaが17mの距離からのループシュートでゴールネットを揺らして見せた。ボールは相手に少し当たって角度変わっていたものの、スーパーゴールであることには違いない。Sobottkaは試合後、「ボールが相手に当たって入ったということもあり、もちろん運もありました」とコメント。”Cello”にとって今シーズン4ゴール目となるこの得点は、またもやミドルレンジからのゴールとなり、彼はNürnberg戦でもペナルティエリア外からのシュートを決めていた。また、Sobottkaはこのゴールで、昇格を果たした2017/18シーズンに記録していた自身の得点記録を更新。そんなフォルトゥナのMFは、VfL Osnabrück戦での素晴らしいパフォーマンスが評価され、チームメイトのKevin DansoとともにKicker紙の”ベストイレブンイ”に選出されている。
3.Adam Bodzekのトップスピード
Adam BodzekがOsnabrückで2つの記録を叩き出した。ベテランMFはこの試合で時速34.01kmを記録し、ピッチ上で最も早い選手となっていた。これに加え、Bodzekはフォルトゥナの安定した守備に大きな役割を果たしており、OsnabrückのBashkim Ajdiniとともに、この試合で最も多く1対1のデュエルを制した選手にもなっている(17勝)。特に、後半ロスタイムに自陣のペナルティエリア内で見せた素晴らしいスライディングタックルは見るものを魅了した。
4.選手が復帰
シーズン終盤、フォルトゥナの負傷者が少なくなってきており、Uwe Rösler監督にとっては益々起用する選手のオプションが増えている。そしてVfL Osnabrück戦では、これまで長期離脱を強いられていたEmmanuel Iyohaがようやくフォルトゥナの試合に復帰。また、アペルカンプ真大もこの試合の試合メンバーに復帰している。Osnabrück戦では出場機会に恵まれなかったアペルカンプだが、間違いなくこのイングリッシュウィーク中にRösler監督にとって重要なオプションになるだろう。
5.その他の兆候
VfL Osnabrückは2021年に入り、まだ本調子ではない。ニーダーザクセン州のクラブは現在、後半戦の順位において最下位のチームとなっている。フォルトゥナはこの状況を有効に使い、しっかりと3-0での勝利を収めて自信を高めた。そして、来週の水曜日にもこのパフォーマンスが必要となる。フォルトゥナは次節、後半戦の順位で首位を走るFC St. Pauliをホームに迎え撃つ。ハンブルグのチームは、ここ12試合で勝ち点28ポイント獲得という驚異的な結果を残しており、前半戦に0-3で敗れたフォルトゥナへのリベンジに燃えている。