HENKELがオリジナルのPATTEX・監督シート2脚をオークションに出品

売上金額を”KIDS CARE”プロジェクトに寄付

フォルトゥナ・デュッセルドルフのPattex・監督シートには長い伝統があり、ファンの間では非常に愛着のあるものとなっている。1990年代にAleksandar Ristic監督の下で初代Pattexシートが誕生し、その後長い中断期間を経て2010年に再び復活した黒と黄色のシートだが、2021年にはメインスポンサーであるHenkelが第3世代のシートをフォルトゥナの監督用ベンチに置き換えていた。ここで同社は、撤去される2代目のシート2脚を4月19日から5月19日までの1カ月間オークションに出品し、高額での落札を目指す。そして、Henkelはこのオークションで得た収益を、フォルトゥナがデュッセルドルフの児童保護連盟と共に立ち上げたプロジェクト”KIDS CARE”に寄付することとなる。

オークションに出品される2脚のPattexシートは新品ではなく、10年近く経過しているため使用感があるものの、Henkelが再加工と修理を施したことにより、十分に使用できる状態となっている。もちろん、そこにはDo-it-Yourselfブランド”Pattex”の実績ある製品が使用されている。

 

オンライン・オークションは、4月19日の00:01に開始となる。ファンやこの商品に興味のある方は、HTTPS://PATTEX-STUHL-AUKTION.PATTEX.DEにて継続的に入札金額を更新していくことができる。そして、締め切りとなる5月19日の23:59のまでに最高額の入札をされた2名の方が、このシートを落札することになる。なお、オークションは1ユーロからスタートとなり、オークション期間中はその時点での最高入札額のみが表示される。

 

オークションに参加できるのはドイツ国内に在住する18歳以上の方となり、参加の前提条件として入札者は、氏名、住所、電話番号、メールアドレスを登録する必要がある。Pattexシートの受け渡しは6月にデュッセルドルフで行われる予定となっている。キャンペーンの参加条件の詳細はこちら(ドイツ語)。

 

HenkelのPattexブランドマネージャーであるMerle Rönnebeck氏は「2脚のPattexシートには使用感がありますが、我々はこのオークションでフォルトゥナファンの皆様に2つの真のコレクターズアイテムを提供できると確信しています。我々はこの収益で、特にスポーツを行う子どもたちや若者を支援したいと考えています。また、スポーツクラブでは未成年者に対する性的暴力も重要な問題となっているため、フォルトゥナと児童保護連盟が協力して行っているプロジェクト”KIDS CARE”の取り組みには我々もすぐに納得しました。多くの方にご参加いただき、高額での落札を期待しています」とコメントしている。

 

フォルトゥナは昨年、デュッセルドルフの児童保護連盟と協力してユースアカデミーセンターのための総合的な児童保護コンセプトを開発し、”KIDS CARE”のイニシアチブを取っていた。そのコンセプトに基づいて性的暴力から子どもや若者を保護するための専門的なプログラムを作成。そして、市のスポーツ協会や青少年保護施設からの協力を得て、フォルトゥナと児童保護連盟は州都デュッセルドルフとその周辺地域のすべてのクラブに対し、スポーツクラブにおける児童保護に貢献するために、自らの経験に基づいたアドバイスやコンセプトを提供している。詳細はこちらから(ドイツ語)。

 

フォルトナ・デュッセルドルフのPaul Jäger CSRディレクターは「Pattexシートは1990年代にフォルトナ・デュッセルドルフと当時の監督であるAleksandar Ristic氏がトレードマークとして使用していたクラシックな監督シートです。そして、2010/11シーズンにPattexの象徴的な監督シートが再び復活したことで、それ以来Henkelとフォルトゥナのパートナーシップの象徴となっていることを嬉しく思います。今回、Henkelがこのオリジナルの第2世代・Pattexシート2脚を我々のファンの皆様に落札できる機会を提供してくれること、またこの売上金額をデュッセルドルフの児童保護連盟と協力して始めたプロジェクト”KIDS CARE”に寄付してくれることは、非常に素晴らしいことだと思います」と述べている。