アウェー”AM BÖLLE”で勝利を
SV DARMSTADT 98とのアウェーゲームに臨むフォルトゥナ
代表ウィークが終わり、ブンデスリーガ2部が再開する。4月4日のイースターサンデーにSV Darmstadt 98とのアウェーゲーム(13:30キックオフ)に臨むフォルトゥナは、ここしばらく良い成績を残せていないアウェーの地で再び勝ち点3獲得を目指す。
対戦相手
好調をキープしているDarmstadt
SV Darmstadtは昨シーズン、Dimitrios Grammozis前監督のもとで素晴らしい後半戦を戦い、最終的にリーグ5位でシーズンを終えていた。今季も好調を維持している”Lilien”ことDarmstadtは、元フォルトゥナの選手であるMarkus Anfangを新監督に迎え、昨シーズンの勝ち点を目指し戦っている。一方で問題となるのは、すでに44失点を喫している守備力にあると言えるだろう。Darmstadtが最後に無失点に抑えた試合は2020年12月に行われた第13節のWürzburger Kickers戦まで遡る。それでも”Lilien”は現在好調をキープしており、直近の3試合ではSC PaderbornSC戦(3-2)、Erzgebirge Aue戦(4-1)と2連勝を挙げ、Eintracht Braunschweig戦に1-1の引き分けと勝ち点7ポイントを獲得。なお、現時点で3部との入れ替え戦となる16位との差は9ポイントとなっている。
Serdar Dursunに要注意
SC Paderborn戦とErzgebirge Aue戦での勝利では、特に”Lilien”のエースストライカーSerdar Dursunの名前が際立った。29歳のゴールゲッターはこの2戦でハットトリックと2得点を挙げ、Darmstadtに勝利をもたらしている。これで今シーズンの得点数を15ゴールとしたDursunはブンデスリーガ2部の得点ランキングでHamburgのSimon Teroddeに次ぐ2位につけている。
驚異的な攻撃力
Dursunだけでなく、Markus Anfang監督率いるチーム全体がブンデスリーガ2部のチームすべてのディフェンスにとって驚異的な存在であることは間違いない。Darmstadtがこれまでに放ったシュート数366本という数字は、リーグで2番目に多い記録となっているだけでなく、これまでに奪った42得点という数字を上回っているのは現在リーグ上位の3チームであるVfL Bochum、Hamburger SV、Greuther Fürthのみとなっている。
SV Darmstadt、Markus Anfang監督のコメント
「フォルトゥナ・デュッセルドルフは1部昇格を目指している野心的なクラブであり、ブンデスリーガに所属するに相応しいクラブです。彼らは試合に勝利するためにあらゆる手を尽くしてくるでしょう。私はケルン出身ですが、デュッセルドルフでプロ選手としてプレーし、4年間このクラブのために全身全霊を掛けてプレーしました。そのため、私にとって特別なものであり、これはこの先もずっと変わりません」
フォルトゥナ
再びアウェーの地で勝利を
Uwe Rösler監督率いるチームはVfL Bochumに0-3で敗戦を喫した後、代表ウィークによるリーグ中断期間のおかげで一息つくことができていた。先週末に行った3部リーグに所属するSC Verlとのテストマッチは2-2の引き分けに。そしてフォルトゥナはDarmstadtで今季4度目となるアウェーでの勝利を目指す。ちなみに、フォルトゥナが最後にアウェーで勝利を挙げたのは1月16日に3-0で勝利したErzgebirge Aue戦となっている。
Uwe Rösler監督のコメント
「我々は日曜日の試合に必ず勝利したいと思っています。そのためには、前回よりも効率を上げることが必要となります。Bochum戦やSandhausen戦では良いパフォーマンスを見せるだけでなく、ゴールを決めなければなりません」
選手情報のアップデート
- Kenan Karamanはトルコ代表から戻った後、コロナウイルス陽性反応が確認されている。そのため、このストライカーはDarmstadt戦に欠場することとなる。なお、彼はドイツに帰国後、クラブの選手やスタッフとはコンタクトを取っていない。
- U23チームのLex-Tyger Lobingerが初めてトップチームの公式戦にメンバー入りすることとなる。試合前の記者会見でUwe Rösler監督は、「彼は自身の運動能力と得点力で我々を納得させてくれました。彼は献身的であり、異例のスタイルでピッチを駆け回り、相手のミスを誘発します」とコメント。
- 負傷を負っていたEmmanuel Iyohaは徐々にコンディションを上げてきているものの、まだ試合メンバーに入るまでに至っていない。Rösler監督は「彼は試合感を戻すため、まずはU23チームで試合に出場することとなるでしょう」と述べている。
- Felix Klausは2人目の子供の誕生を直前に控えている。Rösler監督は「上手くタイミングが合い、Darmstadt戦で出場できるように願っています」とコメントしている。
- 一方、Alfredo MoralesはMLSのNew York City FCへの移籍がまだ確定していないものの、間近に迫っている。「彼は自分のキャリアが終わる前に、もう一度アメリカでプレーしたいという想いを持っていました。契約満了を目前に控えた今、そのチャンスが訪れています。そのため、我々は”Alfi”の邪魔をするようなことはしたくありません。これは彼のプライベートな部分においても重要な決断です。もちろん彼がいなくなるのは寂しいですが、私は彼の成功を祈っています」と語っている。
過去の戦績
- これまでの対戦:15回 (フォルトゥナが8勝5敗2引き分け)
- ここ最近の対戦:ブンデスリーガ2部、2020/21シーズン第10節、3-2で勝利
- クラブ間の移籍:Markus Anfang
ファン情報
Darmstadtで行われるフォルトゥナのアウェーゲームはSky Sport 4で放送される。なお、フォルトゥナサポーターはクラブの公式アプリやフォルトゥナのソーシャルメディア・チャンネルのライブティッカーにて、Merck-Stadion am Böllenfalltorで開催される試合の情報をリアルタイムで確認することができる。日本語でのライフティッカーは日本語版Twitterの@F95_JPから。