「周りの人たちが手助けしてくれる」
”ROT & SCHWEISS“:SASCHA RÖSLERが自身のイメーシ”ROTZLÖFFEL(悪ガキ)”について語る
Oliver Bendt氏がMCを務めるフォルトゥナのポッドキャスト”Rot & Schweiß”の新シリーズ(Stadtwerken Düsseldorfの提供)では、現チームマネージャーで元フォルトゥナのプロ選手であるSascha Röslerがゲストとして登場。RöslerチームマネージャーはBodenseeで過ごした幼少時代、そして現在のチームマネージャーに至るまでに選手として経験した昇格や降格などにについて語っている。
もしも昇格のエキスパートと呼べる選手がいるとするならば、それはSascha Röslerだろう。43歳のRöslerは、現役時代にSSV UlmやBorussia Mönchengladbach、Alemannia Aachen、そしてフォルトゥナ・デュッセルドルフでもブンデスリーガ昇格を成し遂げている。
しかし、現在フォルトゥナのチームマネージャーを務める彼は、プロのサッカー選手として浮き沈みの激しい選手生活を経験し、特にBorussia Mönchengladbachでは、名将Hans Meyer監督の下、トップチームの主力選手からセカンドチームに落とされたこともあった。これに対してRöslerは、「トップからセカンドチームに落とされた時はもちろん苦しかったです。その後の数週間は苦しい状況が続き、本当に苦労しました。気持ちを切り替える時間が掛かりましたね」と振り返る。
”Rösi”ことRöslerは自身のキャリアの中でSSV Ulm、1860 München、RW Oberhausen、Greuther Fürth、Alemannia Aachen、Borussia Mönchengladbach、そしてフォルトゥナ・デュッセルドルフと多くのクラブを渡り歩いてきた。そして、特に最初に西ドイツに来た際に感銘を受けたと語る彼は、「私は、ここの人々のサッカー選手に対する評価や価値観が少し違うということを比較的早い段階で理解しました。妬む心がなく、ただ我々を応援してくれました。特にここで気付かされたのは”ここで全力を尽くし、自分ができる限りの全てを発揮して戦えば、周りの人たちが手助けしてくれる”ということです。私はこれが非常に気に入りました」と述べている。
このチームマネージャーはフォルトゥナと特別な関係にある。それは、すでに現役を終えたRöslerに新たな契約を提示したのがFlinger Broichの伝統クラブだったからだ。Röslerにとって、選手としてフォルトゥナでブンデスリーガ昇格を果たしたことで“最高の引退”を飾っていた。そんなRöslerは「本来、ここに来た時にはすでにプロサッカー選手としてのキャリアを終えていたんですけどね」と当時を振り返った。
RöslerはMCを務めるOli Bendt氏と共に、Armin Veh監督との伝説となっている”Rotzlöffel(悪ガキ)”の話や、自身のキャリアにおける数々の逸話を40分弱で語っている。このポッドキャスト”Rot & Schweiß”の新シリーズは、選手やクラブのレジェンド、首脳陣による他のエピソードと同様に、フォルトゥナのホームページや公式アプリ、またSPOTIFYチャンネルで試聴することが可能となっている(ドイツ語)。