シュート39本、100試合出場、1つの共同声明
#F95BOCでの5つの要点をチェック
VfL Bochum戦での非常に悔しい敗北はフォルトゥナが数多くのチャンスを作り出していただけに、一夜明けてもその悔しさが残っている。それでもピッチの内外であったいくつかの素晴らしい出来事をこの5つの要点チェックで掲載していく。
1つの共同声明
昨夜はサッカーだけでなく”国際人種差別撤廃ウィーク”の一環として、両チームは”no to racism”というメッセージがプリントされたシャツを着てウォーミングアップを行った。この数日前にKevin Dansoは「サッカーは手本となる舞台であり、世界的に影響があります。だからこそ、この舞台を活かして人種差別に反対する明確なシグナルを送ることが非常に重要です」とコメントしている。
Piotrowskiが復帰
Jakub Piotrowskiは昨日、冬にコロナウイルス感染から回復して以来、初めてスターティングメンバーに名を連ねた。このポーランド人はいつものようにセンターMFではなく、ストライカーRouwen Henningsの少し後ろに位置する”トップ下”のポジションで出場。”Kuba”ことPiotrowskiは自分の役割をしっかりとこなし、Bochumのディフェンスラインに前線からプレッシャーを掛け続けただけでなく、数多くの攻撃的なアクションでボールを持ったときのクオリティを示していた。”Kuba”は試合後に「私個人としては、再びピッチに戻ることができてよかったです」語っている。
Celloの100試合出場
Marcel Sobottkaはいつも通りのポジションで先発出場を果たし、ブンデスリーガ2部での100試合出場を達成した。”Cello”ことSobottkaは2015/16シーズンからフォルトゥナで活躍しており、2部リーグでの100試合出場に加え、ブンデスリーガ1部では32試合、ドイツ杯では11試合に出場している。現在、チームの中でSobottka(143試合)より出場回数が多いのはAdam Bodzek(276試合)とRouwen Hennings(160試合)のみとなる。
逃した数多くのチャンス
そんな26歳のSobottkaは試合後、数え切れないほどのチャンスを逃したチームに対して「我々はゴールを決め、簡単に失点しないようにしなければなりません。サッカーではゴールを決められなければ勝てませんからね」と厳しく指摘。その言葉通り、フォルトゥナはSV Sandhausen戦と同様、Bochum戦も多くのチャンスを逃していた。Dawid KownackiのヘディングシュートはBochumのGK Manuel Riemannに好セーブで阻止され、Kristoffer Petersonのハーフボレーはポストを直撃、そしてゴール前フリーで迎えたPetersonやHenningsのビッグチャンスもゴールネットを揺らすことができなかった。なお、これらはいくつかのビッグチャンスのリストに過ぎない。フォルトゥナはSandhausen戦とBochum戦を合わせて計39本のシュートを放ったものの、どちらも無得点に終わっている。
束の間の休息、テストマッチ、Darmstadt
昨日の苦い敗戦を後に一息つけることはネガティブにもポジティブにも捉えることができるだろう。代表ウィークによるリーグ中断がするため、フォルトゥナの次の試合は4月4日(日)に行われるSV Darmstadt戦となる。Uwe Rösler監督は「これから2週間でBochum戦から頭を整理し、次のステップに進みたいと思います」とコメント。なお、次のリーグ戦が行われる前の3月26日(金)には、3部リーグに所属するSC Verlとのテストマッチが予定されている。キックオフは13:00となっており、この試合はフォルトゥナTVで生中継されることとなる。