第26節・Fortuna Düsseldorf vs VfL Bochum
フォルトゥナがVFL BOCHUMに敗戦
月曜日の夜、フォルトゥナは数多くのチャンスを作り出しながらも、VfL Bochumを相手にホームで今シーズン2度目の敗北を喫した。Bochumは自分たちのチャンスをものにし、Simon Zoller、Gerrit Holtmann、Soma Novothnyの3人が得点をマーク。一方、フォルトゥナはゴール前フリーで迎えたチャンスを逃したり、シュートがポストに嫌われるなど、相手GK Manuel Riemannの前に最後までゴールを奪うことができなかった。
スターティングメンバー:Piotrowskiが先発出場
Uwe Rösler監督は4-2-3-1のシステムでVfL Bochum戦に臨んだ。Kenan Karamanは日曜日にトルコ代表チームに招集されたため、Bochum戦には欠場することとに。そんな彼に代わってJakub PiotrowskiがRouwen Henningsの後ろ”トップ下”のポジションで先発に名を連ねた。
前半:フォルトゥナにチャンス、Bochumが得点
このトップゲームは試合序盤から期待通りの展開となる。前半、良い立ち上がりを見せたフォルトゥナが猛攻を仕掛ける。7分、右サイドを駆け上がったMatthias ZimmermannからのクロスにDawid Kownackiがヘディングシュートを放つも、ここは相手GK Manuel Riemannの正面へ。それでもその1分後に更なるビッグチャンスが訪れる。再びZimmermannからのクロスを今度はKristoffer Petersonがハーフボレーで合わせるも、このシュートは左ポストに直撃(8分)。フォルトゥナはSandhausen戦と同様、絶好のチャンスを生かせない不運な展開となってしまう。すると、そこへ追い討ちをかけるようにBochumが容赦なく自分たちのチャンスをものにする。Gerrit Holtmannにフォルトゥナの右サイドを突破されると、最後は中央のSimon Zollerに押し込まれ失点(12分)。その直後、再びHoltmannにミドルシュートを放たれるも、このシュートはゴール上を越えていく(14.)。
Holtmannが追加点
その後は両チーム共に中盤でのパスコンビネーションを見せ、落ち着いたゲーム展開になるも、試合序盤のようなアタッキングゾーンでの勢いは息を潜める。しかし35分、フォルトゥナにこれ以上ないほどのビッグチャンスが訪れる。相手陣地でボールを奪うと、Piotrowskiが素早くPetersonへラストパスを送る。ボールを受けたPetersonは相手GKと1対1の場面を迎えるも、Riemannの好セーブに阻まれゴールネットを揺らすことができない。するとその数秒後、Robert Zuljのスルーパスに抜け出したHoltmannにゴールを奪われ0-2に。そして37分、Kownackiが良いポジションから放ったシュートもゴール上を越えていき、0-2のままハーフタイムへ。フォルトゥナが2点ビハインドで折り返したのは信じられないほどの不運と少しの無力さが混ざった結果と言えるだろう。
後半:Henningsにビッグチャンス
後半、フォルトゥナは前半同様に良い立ち上がりを見せたものの、チャンスをものにできないという点でも同じだった。Bochumのペナルティーエリア内での混戦から、最後にZimmermannが左足で放ったシュートはゴール左へ逸れていく(51分)。その後、一進一退の攻防を繰り広げる中、当然ながらフォルトゥナは得点を奪うために猛攻を仕掛けていく。しかし、それにより相手にカウンターアタックのチャンスを与えてしまう。DFの裏に抜け出したHoltmannがKastenmeierと1対1の場面を迎えるも、角度のない位置からのシュートはKastenmeierが足で好セーブを見せ追加点を許さない(52分)。そしてその直後、今度はフォルトゥナにビッグチャンスが訪れ、右サイドからのクロスにRouwen Henningsがフリーでシュートを放つも、ゴール前4mから放ったシュートは無情にもゴールの上を越えていく(52分)。一方、Bochumも右からのクロスボールをZollerが上手く捉えられずゴールには繋がらない(62分)。
Novothnyがダメ押しゴール
フォルトゥナは試合終盤に再び攻撃のギアを上げ、Bochumの陣地に押し込んでいく。一方のボーフムは非常にコンパクトにゴール前を固める。その中で、フォルトゥナは幾度となくペナルティエリア内にクロスを入れるも、その精度を欠き、得点に繋げることができない。Danilo Soares(79分)と、途中交代で入ったEdgar Prib(80分)がそれぞれ遠目からミドルシュートを放つも、ここはどちらもGKがセーブ。しかし試合終了間際、試合を決定付ける3点目を奪われてしまう。Thomas Eisfeldが放ったミドルシュートにKastenmeierが反応するも、詰め込んでいたSoma Novothnyに押し込まれ0-3。最終的に試合展開こそ90分を通して全くの互角だったものの、1つだけ大きな違いがあった。それは、チャンスをものにしたチームとそうでないチームの決定力に尽きる。フォルトゥナにとってこの黒星は非常に痛いものとなった。
次節はDarmstadtでのアウェーゲーム
代表ウィークによるリーグ中断の後、フォルトゥナは4月4日(日)にアウェーでのSV Darmstadt 98戦に臨む(13:30キックオフ)。