第25節・SV Sandhausen vs Fortuna Düsseldorf
多くのチャンスを作り出すもSandhausenにスコアレスドロー
土曜日の午後、フォルトゥナは SV Sandhausenを相手に”不必要”なスコアレスドローでタイムアップを迎えた。フォルトゥナは再三チャンスを作り出したものの、そのチャンスを最後までものにできなかった。Kristoffer Petersonのシュートはクロスバーに直撃し、Kenan KaramanやMatthias Zimmermannが迎えたチャンスは、この試合のマン・オブ・ザ・マッチとなった相手GK Stefanos Kapinoの好セーブに阻まれた。
スターティングメンバー:Henningsが先発に復帰
Uwe Rösler監督は前節3-1で勝利を収めた1. FC Nürnberg戦から1つのポジション変更を行なった。膝に大怪我を負ったThomas Pledlに代わり、Rouwen Henningsが再び2トップの一角として先発に復帰。これにより、Dawid Kownackiが右サイドハーフにコンバートされた。また、チームはPledlの背番号18と”Stay Strong, Comeback Stronger”というメッセージが入ったチームシャツを着て試合に向けたウォーミングアップを行なった。
前半:数多くのチャンスを作り出すも先制点を奪えず
フォルトゥナはブルーのウエイター・特別ユニフォームを着用してSandhausen戦に臨んだ。薄暗い悪天候の中、Flingernの伝統クラブは非常に良い立ち上がりを見せ、前線から相手チームにプレッシャーをかけていく。すると、左サイドを抜け出したKristoffer PetersonからのグラウンダーのクロスにKenan Karamanが合わせるも、ここは上手くボールを捉えることができない(7分)。その数分後には右サイドでフリーのMatthias Zimmermannがペナルティーエリア内から狙い澄ましたシュートを放つも、このシュートは僅かにゴール左へ逸れていく(13分)。さらにフォルトゥナが猛攻を仕掛け、Leonardo Koutrisのミドルシュート(21分)、またRouwen Henningsの約30mのフリーキック(28分)とゴールに迫るも、どちらも相手GK Stefanos Kapinoの好セーブに阻まれてしまう。Rösler監督率いるチームは前半中盤までに先制点を挙げる良いチャンスを作り出していた。
KapinoがHoffmannのヘディングシュートをセーブ
引き続きゲームを支配するフォルトゥナがこの試合で最も大きなチャンスを迎える。Koutrisがペナルティエリア内にクロスを上げると、Andre Hoffmannが打点の高いヘディングシュートでゴールを狙うも、Kapinoの素早い反応の前にゴールネットを揺らすまでに至らない(32分)。一方、試合序盤には何度かフォルトゥナ陣地に攻め込むシーンもあったSandhausenだが、前半のほとんどを守備に徹していた。すると、前半終了間際に再びフォルトゥナがチャンスを作り出す。素早いカウンターから、Karamanがペナルティーアーク辺りで放ったシュートはブロックされるも、そのこぼれ球を右サイドから駆け上がったZimmermannにラストパスを送る。しかし、Zimmermannが狙った低めのシュートはKapinoになんとか足でセーブされ、このチャンスも得点に繋げることができない。フォルトゥナが前半を終了した時点でリードを奪えていないという事実は”信じられない”という言葉で表現するのが最も適切だろう。
Petersonのシュートはクロスバーを直撃
後半に入っても前半と同じように、猛攻を仕掛けるフォルトゥナの前にKapinoが立ちはだかるという展開となった。52分、素晴らしいコンビネーションからKaramanが相手GKとの1対1の場面を迎えるも、Kapinoが足でセーブ。その跳ね返ったボールに今度はPetersonがゴールを狙うも、ゴールライン上で再びKapinoがスーパーセーブを見せ、最後はクロスバーに阻まれる形に。その後もリードを奪うためにプレッシャーをかけ続けるフォルトゥナだが、チャンスの数は徐々に減っていく。反対にSandhausenのディフェンス陣が安定した守備を見せる。それでも試合が1時間を経過した頃、Karamanがミドルシュートを放つもゴールの上を越えていく(63分)。
必死の猛攻も最後まで報われず
試合終盤、Karamanが再び相手ゴールに迫る。ペナルティアーク辺りからゴールを狙うも、やや中央寄りのシュートはKapinoが難なくセーブ(80分)。しかし、なんとか勝ち点3が欲しいSV Sandhausenも、より積極的に攻撃を仕掛けてくる。87分にはNicholas Narteyにペナルティーエリア外からシュートを放たれるも、ここはKevin Dansoがブロック。それでもSandhausenは、90分間を通してフォルトゥナゴールの枠内に放ったシュートが1本もなかった。一方のフォルトゥナは、再三に渡りシュートを放っていたものの残念ながらゴールネットを揺らすまでに至らず、0-0のスコアレスドローでタイムアップを迎えた。
次節はBochumとのトップゲーム
次節の試合は3月22日(月)となっており、フォルトゥナはホームにて現在首位のVfL Bochumを迎え撃つこととなる(20:30キックオフ)。