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2021/02/18 | ニュース

96と95の関係性

過去を振り返る:日曜日は多くの選手にとって古巣対決に

96から95への移籍が僅かなステップに過ぎないことは、移籍市場を見ても一目瞭然だ。その中で近年、Hannoverからデュッセルドルフ、逆にデュッセルドルフからHannoverへ移籍した選手が多数存在する。これにより、多くの選手にとって今週日曜日に行われるMerkur Spiel-Arenaでの一戦は古巣対決となる。

2014年以降、Hannover 96からフォルトゥナに移籍した選手は5人で、この期間にフォルトゥナへ移籍した選手の数が多いクラブはVfB Stuttgart(6人)だけとなっている。また、この5人の内3人は現在もフォルトゥナでプレーしている。

 

Andre HoffmannはHannoverでプロ選手になり、”Roten”ことHannoverでブンデスリーガ47試合に出場していた。その後、レンタルでフォルトゥナにやってきたHoffmannは、2017年に完全移籍を果たしている。Kenan Karamanは、Hannoverで93試合に出場して12ゴールを挙げた後、2018年にデュッセルドルフに加入。ちなみに彼のデュッセルドルフでのゴール数は、64試合で16ゴールとHannoverでの記録を大幅に上回っている。

 

2020年の夏には、もう1人の選手Edgar PribがHannoverからフォルトゥナに移籍。この31歳のMFはHannoverでキャプテンを務め、2013年から2020年までの間で137試合に出場していた。そしてこの冬、デュッセルドルフはPribの長年のチームメイトであるFelix Klausを獲得。2人はすでにFürthでも共にプレーし、Klausが2018年にVfL Wolfsburgへ移籍するまではHannoverでも共にプレーしていた。これにより日曜日の一戦は、この4人の選手にとって古巣対決となる。

 

フォルトゥナのストライカーがHannoverへ

 

デュッセルドルフとHannoverとの間の移籍は一方向だけではない。2015年、アタッカーのCharlison Benschopはフォルトゥナを退団し、ニーダーザクセン州の州都クラブへ加入。その2年後、フォルトゥナのアカデミーで成長を遂げたIhlas Bebouも同じ道を辿っている。さらにその2年後、再びフォルトゥナのセンターフォワードMarvin DuckschがHannoverに移籍。同選手はまだHannoverでプレーを続けており、今季は10ゴールを挙げ、最も危険なアタッカーとして活躍している。しかし、Duckschは現在負傷しているため日曜日の一戦には欠場することとなる。

 

日曜日、フォルトゥナの守備陣が注意しなければいけない選手は原口元気だろう。2018年にHertha BSCからのレンタルでフォルトゥナに移籍を果たし、ブンデスリーガ昇格の立役者ともなった日本代表のMFは、レンタル移籍の期限が切れるとともにBerlinからHannoverへ移籍している。

 

そして、昇格のもう1人の立役者がMichael Ratajczakだ。彼は2007年にRot-Weiß Erfurtからデュッセルドルフに移籍すると、すぐにブンデスリーガ2部に昇格を果たし、2012年に行われたHertha BSCとの入れ替え戦ではホームとアウェーの両試合で得点をマークしてフォルトゥナのブンデスリーガ復帰に大きく貢献した。Hannoverは2020年1月にPaderbornからRatajczakを獲得している。また、元フォルトゥナのアカデミー選手であるMick Gudraも、Hannoverのトップチームに所属している。U15チームまでフォルトゥナでプレーした現在20歳のFWは、その後Schalke 04を経て2019年にHannoverのU19チームに移籍。Gudraは今シーズン、2部リーグでデビューを果たしている。

 

フォルトゥナとHannoverの対戦には数多くの名前、数多くの数字、数多くの歴史など、試合をより魅力的なものにする要素が詰まっている。そして、ブンデスリーガ2部の順位を見ても、この一戦が非常に重要となることは言うまでもないだろう。

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