Bericht

2021/02/12 | ニュース

フォルトゥナが中央大学に向けたセミナーを実施

1週間に渡る研修プログラムが終了

コロナ禍の影響によりオンラインでの研修を余儀なくされた中央大学・商学部に向けたプログラムだが、1週間で20時間を超える講義やディスカッションを行ったセミナーは大成功を納めた。

フォルトゥナ・デュッセルドルフは更なる国際化に向けて2020年4月1日に中央大学とカレッジパートナー契約を締結。このパートナーシップを通じ、本来であれば最大で10人の学生が1週間のプログラムに参加し、ブンデスリーガクラブであるフォルトゥナの内部で行われている活動を現場で体験する講座が予定されていたが、現在のコロナパンデミックの影響により、今回はオンライン・セミナーという形での開催を余儀なくされることとなった。

 

今回のプログラムではクラブのフィロソフィーやマーケティング戦略、チケッティング、CSR活動、ファン対応、ユースアカデミーについてなど、サッカークラブの経営における様々なノウハウについての講義を実施しただけでなく、フォルトゥナのパートナー企業であるToyo Tire Europeの栗林社長にも登壇頂き、フォルトゥナを支援する意義や意味を伺う機会が提供された。そして、今回はオンラインでの開催を余儀なくされたため、バーチャル・スタジアムツアーという形でビデオによるスタジアムツアーも開催された。

 

この研修に参加した13人の学生たちが、このセミナーを通して学んだことを彼らのこれからに活かしてくれることに期待すると共に、来年は現地ドイツで研修プログラムが実施できることを願っている。

 

Christian Kokeマーケティング役員:

「本来であればデュッセルドルフに来ていただき、現地でフォルトゥナをたくさん体験していただく予定でしたが、現状ではそれができないので、今回はオンラインで開催する形になってしまいました。しかし、このプログラムをオンラインで行うことが出来たことを嬉しく思うだけでなく、この機会に我々クラブの活動を通じて多くのことを学んで頂けたことを嬉しく思います」

 

中央大学商学部、渡辺岳夫教授:

「1週間におよぶオンラインでの研修内容は、受講した中央大学の学生にとって、非常に刺激的なものでした。受講生は、日本のJリーグのサッカークラブ経営を学び、また実際に下位のディビジョンのサッカークラブ経営に主体的に取り組んだ経験を持っています。それだけに、学生たちは日本とドイツにおけるサッカークラブ経営の違いを鮮明に認識することができたのです。日本とドイツの文化の違いを踏まえ、ここで得られた知識をいずれ日本のスポーツ界に還元してくれることを期待しております」

 

商学部2年生、横山充:

「今回のオンライン研修で、ブンデスリーガのクラブ経営における自分の見方が良い意味で180度変わりました。ブンデスリーガとJリーグのクラブ経営においての違いが“何故”あるのかという根本的な部分や、その他詳細な部分まで知ることができ、とても興味深かったです。今回得ることができた知識や経験を、一度自分の中で噛み砕いて、今後の活動へ活かしていきたいです」

 

商学部2年生、鶴賀伶奈:

「この講座は、自分の価値観に影響を与えた有意義なものとなりました。私は海外の経営に触れたいと思い、受講しましたが、知識を得るだけではなく、色々な人の意見をたくさん聞けたことにより、より多くの気づきを得ることができました。今回の経験を活かし、自分の成長に繋げていくとともに、日本の発展にも役立てたいです」

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