フォルトゥナが反ユダヤ主義へのコミットメントを再表明
クラブがNRW州政府のIHRAの定義を採択
フォルトゥナが再び反ユダヤ主義への手本を示した。デジタルイベントの一環として、クラブは国際ホロコースト追悼同盟(IHRA)の反ユダヤ主義の定義を採択している。
このデジタルイベントは、ノルトライン・ヴェストファーレン州の反ユダヤ主義委員であるSabine Leutheusser-Schnarrenberger氏の発案で開催された。ノルトライン・ヴェストファーレン州のスポーツ・ボランティア担当のAndrea Milz国務長官と、連邦外務省の国際文化政策担当であるMichelle Müntefering大臣が参加。イベントでは、フォルトゥナのCSRマネージャーであるTom Koster氏が参加し、クラブがこれまで反ユダヤ主義の防止に取り組んできたことについて、簡単なプレゼンテーションを行った。フォルトゥナに並び、1. FC Köln、Borussia Mönchengladbach、VfL Bochumの3つのクラブがIHRAの定義を採択している。
この定義の内容:
「反ユダヤ主義とは、ユダヤ人に対する偏見や嫌悪を意味する、ユダヤ人に対する特定の認識である。反ユダヤ主義とは、ユダヤ人や非ユダヤ人の個人やその財産、ユダヤ人の地域社会機関や宗教団体に対しての言動や行動を示している」
サッカーの発展&広報&CSR、Klaus Allofs役員:
「フォルトゥナは、人種差別的、憲法違反、外国人への偏見、差別的、非人間的な行動に断固として反対します。このことは我々の定款にも記載されています。IHRAの定義を採用することで、反ユダヤ主義撲滅に対する更なる表明を示したいと思います」
ノルトライン・ヴェストファーレン州の反ユダヤ主義委員、Sabine Leutheusser-Schnarrenberger氏:
「反ユダヤ主義と人間の尊厳を守るための取り組みは、社会のあらゆる分野に深い影響を与えているため、私はこの4つのクラブのコミットメントを大歓迎します。これは、サッカースタジアムやサッカークラブを含むドイツ全土に、反ユダヤ主義がどこにも存在しないということを示しています。どんなことがあろうと、スポーツとユダヤ人の生活は共にNRW州の一部なのです」