第20節・Fortuna Düsseldorf vs Holstein Kiel
フォルトゥナがKielに敗戦
フォルトゥナのホーム無敗記録が途絶えることに。月曜日の夜、フォルトゥナはHolstein Kielに0-2で敗れ、今季初となるホームでの黒星を喫した。試合は前半にAlexander MühlingのPKで先制を許し、後半立ち上がりにはJae-Sung Leeに追加点を奪われる展開となった。
スターティングメンバー:KlarerとHenningsが先発出場
Uwe Rösler監督は先週末に行われたWürzburger Kickers戦(1-2)の敗戦から2つのポジションを変更してこの一戦に臨んだ。累積出場停止のAndre Hoffmannに代わってChristoph Klarerがセンターバックに入り、最前線にはDawid Kownackiに代わりKenan Karamanが先発に名を連ねた。
前半:チャンスのない立ち上がり
天候の影響により屋根が閉ざされたアリーナで行われた一戦は、静かな立ち上がりとなった。両チーム共に、序盤は慎重に相手の出方を伺う時間帯が続き、大きな得点のチャンスは生まれない展開に。そんな中、フォルトゥナはThomas Pledlのダイレクトシュート(18分)や、コーナーキックからKevin Dansoがヘディングシュート(20分)を放ち先制点を狙うも、どちらのシュートもKielゴールの僅かに上を越えていく。一方の”Störche”ことKielもMikkel Kirkeskovが落としたボールにJanni Serraがぺナルティエリアの外から狙うも、ここはFlorian Kastenmeierがしっかりとキャッチ(25分)。
KielにPKを献上
僅か数週間前に張り替えられた芝生のコンディションは良好で、リーグで最も卓越した技術を持つ両チームが自分たちの持つクオリティをプレーで証明して見せる。Kielがこの試合最初のチャンスを迎えた直後、再びフォルトゥナが反撃に出る。Matthias Zimmermannはピッチの半分以上を駆け上がり、ペナルティーエリアの外からシュートを放つも、このシュートはゴール左へ(25分)。その5分後、素晴らしいコンビネーションから向け出したKaramanがシュートを放つも、ここは相手DFのブロックされてしまう(30分)。そしてその後、Fürth戦やWürzburg戦と同様に、なんの予兆もないところから相手に先制点を奪われてしまう。ペナルティエリア内でKevin Dansoが相手選手を倒してしまうと、主審のSören Storks氏はPK判定を下す。そして、キッカーを勤めたAlexander MühlingのシュートにKastenmeierは反応を見せたものの、あと一歩届かず先制点を許してしまう(36分)。こうしてフォルトゥナは、1点ビハインドでハーフタイムへ。
後半:立ち上がりに追加点
後半はフォルトゥナにとって非常に苦しい立ち上がりとなる。フォルトゥナの右サイドを突破したFabian Reeseがゴール前に走り込んだJae-Sung Leeにラストパスを送ると、最初のシュートはKastenmeierが好セーブで防いだものの、韓国人MFにこぼれ球を押し込まれ0-2に(47分)。この2点目のゴールを挙げたことで、”Störchen”はコンパクトな守備を更に固めた上で、素早いカウンターを仕掛けることができるようになる。一方のフォルトゥナは69分までなかなかチャンスを作り出せない時間帯が続いた。それでも、途中交代で入ったDawid Kownackiがペナルティーエリア内で完全にフリーのKaramanにパスを送り、トルコ代表ストライカーがヒールキックでゴールを狙うも、ネットを揺らすまでに至らない。
ホームでの無敗記録が途絶えることに
それでもフォルトゥナにとっては、もう少し早い段階で試合を決定づけられなくて幸いだったとも言えるだろう。Serraのヘディングシュートに素晴らしい反応を見せたKastenmeierが足で弾いたボールに再びSerraがハーフボレーでシュートを放つも、ここはゴール右に逸れて行く(73分)。その数分後、再度フォルトゥナにビッグチャンスが訪れるも、Zimmermannのセンタリングに合わせたPledlのヘディングシュートはゴールの枠を捉えられなかった(78分)。少なくとも1-2にするチャンスはあったものの最終的には0-2で試合終了を迎え、フォルトゥナはKielを相手にホームのアリーナにて今シーズン初黒星を喫した。
Regensburgとのアウェー戦へ
フォルトゥナは次節、2月13日(土)にSSV Jahn Regensburgと対戦する(13:00キックオフ)。