Bericht

2021/02/06 | ニュース

「最高の戦術は実践できてこそ意味がある」

DFL記者会見”Taskforce Zukunft Profifußball”を後にしたTHOMAS RÖTTGERMANN会長がインタビューに登場

フォルトゥナのThomas Röttgermann会長は、水曜日に行われたDFL記者会見”Taskforce Zukunft Profifußball(プロサッカーの将来に向けたタスクフォース)”とでの議論結果、またそこで決定したいくつかの行動規定への提言を答えるべく、インタビューに応じた。

Röttgermann会長、”Taskforce Zukunft Profifußball”の決定について、率直な印象を聞かせていただけますか?

「私は日々の生活の中で結束やマインドフルネスを重視することが重要だと思います。経済、エコロジー、社会的責任の三位一体が今後の行動指針となっていることは、健全なことであり、欠かせないことです。特に現在のコロナ危機は、我々がこれまで通りの生活を続けていられないということを明確にしています。これらの改革案に対して積極的に取り組むことで、プロサッカーにおける既存の不均衡という部分に取り組むための基盤ができてくると思います。これらの核となる問題が明確に分解され、そこから17の行動規制が出てきたことは、正しい道への第一歩ではあるものの、まだ十分とは言い難いところもあります。タスクフォースの意図は、明らかにプロサッカーを社会的コンテキストに取り込んでいくというものであり、それが成功しています。しかし、プロサッカーの本当に切迫した問題は、これまではただの通過点でしか言及されておらず、意思表示をして提供されていないということでした」

 

会長が個人的に重要視しているテーマは何ですか?

「サッカーにおける持続可能な行動、競争力の均衡、ファンとの対話、経済的な安定、若い才能の育成などのテーマは、長年に渡り私のキャリアで重要視してきたテーマです。だからこそ、これらの分野の構造的かつ持続可能な活動に対して、私は常に賛成しています。例えば今、タスクフォース、そしてDFLが給料上限制度の導入を支持しているという事実は、ポジティブ傾向にあります。数ヶ月前まで、この意見に賛成していたのは比較的少数でした。これは、委員会の仕事と様々な参加者の関与が、何かを変えつつあることを示しています。このような点がタスクフォースの提言に反映されるようになったことに対して、私は大歓迎です」

 

フォルトゥナはどのような部分に貢献することができるのでしょうか?

「何よりも、我々はクラブとして持続可能な活動の分野で、多くの活動を実行に移せていることを誇りに思っています。年初の国連の気候保護協定に参加したことが、この点で大きく前進することができています。また、これまでのスポンサーシップを支援するパートナーとの共同プロジェクトはもちろん、若手選手やその家族への面談サービスなどは、すでに実施できているアイデアの1つでもあり、現在はさらに拡大しています。また、持続可能性の側面を拡大するために、ライセンスを取得するプロセスや報酬システムを義務化するようなアプローチも興味深いものだと思います」

 

これからについて会長の意見を聞かせていただけますか?

「重要なのは、今必要なプロセスに素早く勢いをつけ、その勢いを利用することです。17の行動規定は健全でであり、重要です。しかし、最も差し迫っている問題の1つである、ブンデスリーガのクラブが運営する経済構造が持続可能なものではなくなっているということは、今の段階で一貫して取り組まなければならないことです。ここで、クラブとDFLはクラブの代表とDFLでのグループ会議を行い、実行可能かつバランスの取れた給料の上限制度や将来的にメイン収入の分配の見通しのモデルを練り上げなければならないと思います。我々は国内およびヨーロッパレベルで、拘束力のない意思表明から意思決定およびイニシアチブへと迅速に移行する必要があります。どんな対策も実践しなければ意味がありません。サッカーのピッチ上で昔からそうであるように、最高の戦術は一貫して実践できてこそ意味があるものなのです」

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